シリーズ第16作(三味線独奏曲)を発表した後、
バスクラリネットをフィーチャーした演奏会企画に参画しました。
そこで、このシリーズの方向性を決定づける契機となった
第3作(クラリネット独奏曲)をバスクラリネット版に改作した
第3番ーbを作曲することになりました。
2022年10月10日に開催した、チーム百万石主催公演《重低音百万石》で、
気鋭の演奏家=岩瀬隆太氏によって初演されました。
独奏小品ではありますが、現代奏法を駆使した音響的な作品です。

曲は、楽音を出さないフラッターや、最低音運指による破裂音や、
スラップタンギング等を駆使して、
つまりホワイトノイズ系の音色を多用しながら、
重音奏法等も絡めながら、極端な音色による時空を生成
していくように進んでいきます。
クラリネット版(第3番)と聴き比べてみると興味深いと思います。



##### PHONO Ⅲ-b for Bass clarinet solo #####
  フォノ第3番-b~バスクラリネット独奏の為に
            (2022)
        《重低音百万石》 出品作品

演奏時間:約8分
初演:2022年10月 KMアートホール
   《重低音百万石》
演奏:バスクラリネット=岩瀬龍太



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<PHONO>シリーズの記事ですから、
写真は南大東島の星野洞です。
天井から垂れ下がる鍾乳石と、
その真下で上に向かって成長する石筍は、
何千年何万年の時を経て、
やがて結着して石柱になります。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-星野洞の石柱の数々