この<フォノ>シリーズ誕生に関りのあった
演奏家=藤井むつ子さんの為に、
いつかは必ずマリンバ独奏曲を書かなくてはと
考えていた私は、ようやく1989年になって、
それを実現することができたのでした。

打楽器としてのエネルギッシュな打撃性のみならず、
柔らかいマレットやトレモロが織りなす柔軟で繊細な
響きの彩にも焦点を当てて、この作品を書き上げました。

初演は、深新會作品展でしたが、何と、
作曲者自身としても凄く楽しみにしていた初演を、
聴くことができないという事態が発生。
当日同時刻に他のイベントで、
自作の合唱曲を指揮しなくてはならなくなっなのでした。
勿論それでも、藤井むつ子さんに初演によって、
この作品はしっかり船出を飾れたのですが・・・
藤井さんに素敵なパフォーマンスを聴き逃した
(見逃した)ことはやはりとても残念でした。

その後、折りに触れて、藤井さんやそのお弟子さんに
この作品を演奏していただいていますが、
初演当時に若手注目株であった高田亮氏が
この作品に注目してくださり、
リサイタルでの上演とCD収録をしてくださいました。

##### PHONO Ⅴ for Marinba solo #####
    フォノ第3番~マリンバ独奏の為に
          (1989)   
     深新會第17回作品展 出品作品

演奏時間:約12分

初演:1989年4月 こまばエミナース
   深新會第17回作品展            
演奏:マリンバ=藤井むつ子

再演:1993年10月 北沢タウンホール
   高田 亮 マリンバ・リサイタル
   ~マリンバの楽しみ Vol.2~
演奏:高田 亮

CD:「高田 亮 Rush Out」
   CAFUA / CACG-0014

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-高田亮CD「Rash Out」

更に、気鋭の若手奏者=関聡さんのリサイタルで
2012年の春に久しぶりに演奏されました。

松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-関聡チラシ表面

<関聡ソロ・パーカッション・デビュー・リサイタル>
2012年3月6日(火)19:00開演
横浜みなとみらいホール(小ホール)
入場料:2500円(全指定席)

石井真木 / Thirteen Drums ~打楽器独奏のための
松尾祐孝 / PHONO Ⅴ ~for Marimba solo
John Psathas / Matre's Dance
福士則夫 / グラウンド~ソロ・パーカッションのための
A.Jolivet / Concerto pour Percussion 他

YouTube / PHONO Ⅴ for solo Marimba
       /Masataka Matsuo



関連情報をここで・・・
このシリーズ第10作の打楽器独奏曲
<PHONO Ⅹ>~打楽器独奏の為の狂詩曲<π>(2011)の
楽譜が、マザーアースから出版されています。

その他のPHONOシリーズは未出版のものが多いので、
楽譜をお求めの方は、直接ご連絡をいただくか・・・
「マザーアース株式会社」(Tel:03-3455-6881)
を通してお問い合わせください。