私の駆け出し時代の主要シリーズでした。

私の20歳台は、音楽活動に邁進する以外では、
スキーに没頭していました。
音楽家以外の受験仲間との縁がきっかけで、
大学進学後にスキー仲間に引き入れられたことから、
私のスキー人生が始りました。
スキーをやってきて良かったことは、
何と言っても「重心の移動とバランス感覚」を
自然に体得できたことが第一に挙げられます。
この事が、作品を書くことにも、指揮をすることにも、
非常に大きな影響をもたらしてくれました。
もう一つが、「生身の身体で自然と向き合う快感」を
知り得ることができたことです。
同じスキー場の同じ斜面でも、日によって、時間によって、
気温・雪温・雪質・風力・風向・日射などの条件は
刻々と変化していきます。
それらに、時に微妙に時に大胆に対処しながら、
ダイレクトに雪面とのコンタクトを全身に感じながら
スキーを(というより自分自身を)滑らせる感覚は、
私を終生虜にし続けるでことしょう。
私をスキーの世界に誘ってくれた友人兄弟が拠点が、
長野県の ”乗鞍高原温泉スキー場” でした。
毎冬、毎週末のように、スキー仲間の誰かが車を出して、
現地に住み着いていた友人宅に合宿状態で泊めていただき、
土日のスキー三昧を満喫したものでした。
夏休みにも、山頂付近の雪渓にスキーを担いで上がれば、
夏スキーを楽しめましたし、スキー場のある辺りには、
滝や牧場やテニスコートもあって、
年間を通じて乗鞍高原にはよく通ったものでした。
まだ中央高速自動車道が全通する以前の話ですから、
今考えると「随分と時間をかけて、
よくもまあ運転したものだ」と思います。
その乗鞍高原を見下ろす雄峰=乗鞍岳の山頂は、
日本で最も手軽の上れる3000メートル峰です。
北アルプスの中で長野と岐阜の県境に位置する火山で、
乗鞍高原から見上げると優美な姿が印象的です。
私も夏に何度か山頂に立ちました。
その友人兄弟に至っては、
山頂小屋で働いていたこともありました。
その山頂付近を訪ねた時の印象が、
私の若き日の作品群=<飛来>シリーズの誕生に、
霊感(インスピレーション)をもたらしてくれました。
この話の続きは明日の記事をお楽しみに!
行く回数・日数こそ激減しましたが、
未だにスキーには魅了され続け、毎年必ず滑っている・・・
好きな事はトコトン継続する事・・・
音楽とスキーというフィールドは、
私の人生の両輪なのかもしれません。
