バーンスタインの管弦楽作品を探訪vol.3〜交響曲第3番「カディッシュ」 | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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2018年は、アメリカが生んだ天才的音楽家、

レナード・バーンスタインの生誕100年にあたりました。

 

バーンスタイン生誕100年シリーズ記事の第3回、

今日は交響曲第3番「カディッシュ」を紹介します。

 

交響曲第1番「エレミア」で、

自分自身がユダヤ人の血を引く人間であることを

痛切に吐露したバーンスタインは、

この第3番でもその延長上の創作を展開しています。

タイトルの"カディッシュ"は、

ユダヤ人にとって深く重要な言葉で、

"祈り"に類した意味を持っているそうです。

演奏編成には、語り手、独唱、合掌が導入されていて、

交響曲の概念を越えた作品になっています。

 

###レナード・バーンスタイン

         交響曲第3番「カディッシュ」###

作曲年=1963

エピソード=作曲同年にJ.F.ケネディーが暗殺されたことに

      より「レクイエム」として捧げられた。

初演=1963年12月 

 指揮=レナード・バーンスタイン

 語り手=ハンナ・ローヴィナ

 独唱=ジェニー・トゥーレル

 管弦楽=イスラエル・フィルハーモニック

楽器編成=3管編成+ピアノ独奏

構成

 第1楽章「祈り」

      (祈り〜カデフィッシュ)

 第2楽章「ディン・ドーラ」

      (ディン・ドーラ〜カディッシュ2)

 第3楽章「スケルツォとフィナーレ」

      (カディッシュ3−1〜カディッシュ3−2)

 

 

レクイエム的な性格を持つ作品となっているこの"カディッシュ"

ですが、歌詞には「死」という言葉は登場せず、むしろ

「生」が登場してくる。神への頌歌もしくは平和への祈り

とも言える作品ではないでしょうか。

 

指揮者バーンスタインがしばしば演奏したマーラーの交響曲、

特に晩年の第9番や「大地の歌」との共通性も見出せるでしょうか。

 

ユダヤ人の血をひく人間としての誇りと確信を

表出し続けたバーンスタインの面目躍如たる作品です。

 

私の仕事場に在る

バーンスタイン conducts バーンスタイン 作品集CD

を紹介しましょう。

 

指揮:レナード・バーンスタイン
管弦楽:ニューヨーク・フィルハーモニック
CBS/SONY 75DC 390~2