アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第164巻の紹介です。
毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、
本号ではカラフルな塗装をまとったキハ58の姿をご覧いただけます。
それではいつものようにパッケージを解いて、164巻の冊子を取り出しましょう。
巻頭記事は、このところの恒例通り、付録模型車両形式の解説です。
国鉄時代に非電化区間の急行網整備のために全国に投入されたキハ58系は、
JR移行後には改造も含めて様々な形で活躍を続けてきました。
九州の肥薩線では、カラフルな塗装を施された二両編成が、
「きじうま」という人吉地方の郷土玩具に因んだ名物列車として活躍しました。
続くページには、懐かしいモノクロ写真が満載です。
新京成電鉄100形電車の特集です。
大正生まれの旧型電車ですが、車体更新等で延命を図りながら、
昭和末期まで現役で活躍しました。
更にページをめくると、超レトロな小型車両の写真の目を奪われます。
日本で最後の非電化軽便鉄道として残った、石川県の尾小屋鉄道で、
廃止の日まで走り続けたバケットカー、キハ2形気動車の特集です。
車体の前後に柵形の荷台が付された独特の姿が特徴です。
1977年3月19日をもって、その尾小屋鉄道は廃止となりました。
このところ掲載が続いている海外の話題としては、
スイスのチロル地方で手塩にかけて維持されてきた蒸気機関車が走る
アッヘンゼー鉄道の特集がなかなか充実しています。
1889年開通以来、130年以上も走り続けている小鉄道ということです。
ラック区間もある急勾配路線で、最急勾配は何と160パーミルに及ぶそうです。
観光の目玉として蒸気機関車の運行が維持されていますが、
財政上の問題から存続が危ぶまれてもいるようです。
そして巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。
本号では、2階建て車両も連結した近鉄特急の名物車両の伝統を継承する、
30000系"ビスタEX"の特集です。
この30000系は近鉄ビスタカーとしては3代目にあたり、1978年に登場しました。
1990年代終盤に大幅なリニューアルとリゾート特急向けの大改造が施され、
後に塗色も変更され、現在の姿に至っています。
4両編成15本=60両が製造されましたが、現在も全車両が健在で、
主に大阪・名古屋と伊勢方面を結ぶ特急に運用されています。
「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。







