アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第157巻の紹介です。
毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、
本号では"ユウユウサロン岡山"の専用牽引機として活躍した
EF65形直流電気機関車の第123号機の、
鮮やかなオレンジ色をまとった雄姿を見ることができます。
それではいつものようにパッケージを解いて、第157巻の冊子を取り出しましょう。
巻頭記事は恒例通り、付録模型の車両の解説です。
国鉄史上に最も多く製造された電気機関車=EF65形は、
国鉄時代晩年からJR時代にかけて全国各地に登場した
ジョイフルトレインの牽引機も担当しました。
中でも、"ユウユウサロン岡山"の専用牽引機に抜擢された123号機は、
全身にオレンジ色をまとった姿が実に鮮やかでした。
次のページは、JR九州817系近郊形交流電車の特集です。
筑豊本線・篠栗線の電化を機に開発されたものです。
JR九州らしくデザイン性にも優れていますが、
省エネを極めた先進性も有した車両でもあります。
続くページは、一転して古い蒸気機関車の話題です。
縦型シリンダーを擁する特殊な蒸気機関車=シェイ式蒸気機関車の特集です。
急曲線・急勾配に強いという特性を持つシェイ式蒸気機関車は、
アメリカの木材事業家=エフラハム・シェイ氏の発明によることから、
この名があるそうです。
嘗ては、台湾の阿里山森林鉄路で20両のシェイ式蒸機が活躍していたそうです。
「日本の鉄道の歴史」シリーズは、嘗て私が通った東京藝術大学の傍に在った
京成電鉄の"博物館動物園"駅の特集です。懐かしい写真が満載になっています。
そして巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。
本号では、国鉄晩年に登場して長く現役で走り続けた
185系電車による特急「踊り子」の特集です。
そろそろ次世代のE257系に置き換えられる模様ですから、
今の姿も近いうちに見納めになることでしょう。
「国産鉄道コレクション」シリーズはまだまだ続きます。