アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第126巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみの付録=Nゲージサイズ車両模型、

本号はDE10形液体式ディーゼル機関車1000番台の

「奥出雲おろち号」専用塗色の雄姿です。

 

 

それでは、いつものようにパッケージを解いて

第126巻の冊子を取り出してみましょう。

 

 

巻頭記事はいつもの通り、付録模型車両の解説です。

支線向け汎用ディーゼル機関車として全国で活躍したDE10は、

中国山地を走る木次線の観光列車「奥出雲おろち号」の

牽引機に抜擢されて、ブルーとホワイトの専用塗装を施されて

客車2両(内1両はトロッコ風)を連結して、

のんびり走っています。

 

 

続くページでは、415系近郊形交直流電車1500番台の特集です。

国鉄末期には、ステンレス車体を導入した新型車が、

交直流近郊形電車にも投入されました。

開発当初は鋼製車体だった415系は

交直流電車のスタンダードとして大量製造されて、

東では常磐線・水戸線で、西では鹿児島本線等で活躍しました。

そして、1986年からステンレス車体の1500番台が投入され、

JR移行後もJR東日本とJR九州で増備が続きました。

 

 

更にページをめくると珍しい車両が登場しました。

走行中に線路をチェックする事業用客車、

マヤ34形高速軌道試験客車の特集です。

巻頭記事に登場したDE10形の牽引で稼働している

写真も掲載されていました。

 

 

「鉄道建築」シリーズ記事では、

プラットホームを巨木が突き抜けていることで有名な

京阪電鉄の萱島駅と阪急電鉄の服部天神駅が紹介されていました。

どちらも、クスノキの古木がホームの真ん中に聳えています。

木の存在を含めて周辺住民や鉄道ファンに愛されている、

微笑ましい事例でもあります。

 

 

巻末記事は恒例通り、「観光列車」シリーズです。本号では、

レールを走る"鯛"電車=「めでたいでんしゃ」が紹介されています。

南海加太線をのんびり走るユニークは観光列車です。

今では、ピンク色の「さち」と水色の「かい」の

2編成で運用されています。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。