異種の楽器(群)または二群の合奏の対照を
テーマとした作品のタイトルとして使用している
<音・音 / Sound Sound>というシリーズについて、
このところの連続記事として紹介しています。
<SOUND SOUND>シリーズ第3作の最初のヴァージョンは、
笙とコントラバスの為の作品として誕生しました。
笙という伝統楽器の構造上の指使いの制約による
音構造の運用の特徴が、作曲上でも大きな鍵となりました。
作曲する者にとってその制約は窮屈でもありますが、
同時に程よい緊張感を創成してくれる要因にもなりました。
そして、その後のヴァージョン追加や
別の作品の構造の骨格への転用もできるような
実に逞しい音楽的な構造を得ることができたのでした。
昨日の記事で紹介した<音・音 Ⅲ-b ~笙とリコーダーの為に>
を2008年に発表した後、2013年にはまた新たな機会を得て、
<音・音 Ⅲ-c ~バンドネオンとコントラバスの為に~>
を発表することができました。
##### 音・音 Ⅲ-c
~バンドネオンとコントラバスの為に~#####
SOUND SOUND Ⅲ-c
for Bandoneon and Contrabass (2013)
<洗足学園音楽大学SMC2013シリーズ>初演作品
演奏時間:約13分
初演:2013年11月 洗足学園 前田ホール
<平田耕治凱旋公演~バンドネオンの伝統・現在・未来>
演奏:バンドネオン=平田耕治 コントラバス=木田浩卓
##############################
バンドネオンと笙は、“手動ふいごオルガン”と“口吹きオルガン”
というような関係で、空気の流れでリードを震わせて
管で音程と共鳴と生成するという点で、近似した楽器です。
音色も実はとてもよく似ています。
通常はタンゴ音楽の分野で耳にするバンドネオンが、
日本的・アジア的に聴こえてくるところが、
この作品の大きな特徴と言えるでしょう。
初演は、気鋭の演奏家である平田耕治氏と、
その仲間である俊英の木田浩卓氏によって、
素晴らしい雰囲気で飾っていただきました。
・・・リハーサル風景・・・
・・・初演演奏会チラシ・・・
これからもまた、音と音、構造と構造、和と洋、
等といった何らかの対称や対照をクローズアップする作品には、
この<音・音=Sound Sound>を冠していこうと考えています。
テーマとした作品のタイトルとして使用している
<音・音 / Sound Sound>というシリーズについて、
このところの連続記事として紹介しています。
<SOUND SOUND>シリーズ第3作の最初のヴァージョンは、
笙とコントラバスの為の作品として誕生しました。
笙という伝統楽器の構造上の指使いの制約による
音構造の運用の特徴が、作曲上でも大きな鍵となりました。
作曲する者にとってその制約は窮屈でもありますが、
同時に程よい緊張感を創成してくれる要因にもなりました。
そして、その後のヴァージョン追加や
別の作品の構造の骨格への転用もできるような
実に逞しい音楽的な構造を得ることができたのでした。
昨日の記事で紹介した<音・音 Ⅲ-b ~笙とリコーダーの為に>
を2008年に発表した後、2013年にはまた新たな機会を得て、
<音・音 Ⅲ-c ~バンドネオンとコントラバスの為に~>
を発表することができました。
##### 音・音 Ⅲ-c
~バンドネオンとコントラバスの為に~#####
SOUND SOUND Ⅲ-c
for Bandoneon and Contrabass (2013)
<洗足学園音楽大学SMC2013シリーズ>初演作品
演奏時間:約13分
初演:2013年11月 洗足学園 前田ホール
<平田耕治凱旋公演~バンドネオンの伝統・現在・未来>
演奏:バンドネオン=平田耕治 コントラバス=木田浩卓
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バンドネオンと笙は、“手動ふいごオルガン”と“口吹きオルガン”
というような関係で、空気の流れでリードを震わせて
管で音程と共鳴と生成するという点で、近似した楽器です。
音色も実はとてもよく似ています。
通常はタンゴ音楽の分野で耳にするバンドネオンが、
日本的・アジア的に聴こえてくるところが、
この作品の大きな特徴と言えるでしょう。
初演は、気鋭の演奏家である平田耕治氏と、
その仲間である俊英の木田浩卓氏によって、
素晴らしい雰囲気で飾っていただきました。
・・・リハーサル風景・・・
・・・初演演奏会チラシ・・・
これからもまた、音と音、構造と構造、和と洋、
等といった何らかの対称や対照をクローズアップする作品には、
この<音・音=Sound Sound>を冠していこうと考えています。