アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第120巻の紹介です。
毎号お楽しみのNゲージサイズ模型、
本号は国鉄初の本線用ディーゼル機関車、DF50形です。
1971年にお召し列車を牽引する栄誉を担った26号機の
ステンレス磨き出しの帯が巻かれた堂々たる雄姿です。
それではいつものようにパッケージを解いて
第120巻の冊子を取り出してみましょう。
巻頭記事はこのところの恒例通り、
付録模型の車両形式の解説です。
DF50形電気式ディーゼル機関車は、
主に非電化の亜幹線で活躍しましたが、
お召し列車を牽引する栄誉を担ったこともあった
歴史的名機です。
続くページではクラシックな旧型国電に目を惹かれます。
1980年まで南武線の浜川崎支線を走っていた17m級電車、
クモハ11形・クハ16形のコンビの特集です。
鶴見線の大川支線と並んで、旧型国電17m級車両が
運用されていた頃が、懐かしく思い出されます。
更にページをめくると、JR貨物EH200形直流電気機関車の
青い車体が目に飛び込んできました。
国鉄分割民営化の時点では山間線区仕様のEF64形は
全車健在でしたが、21世紀に入る頃には車齢が高くなり、
JR東日本エリアのJR貨物の山線では、
以前の重連運用を1両単独でカバーできるEH200形が
縦横無尽の活躍を見せています。
また本号では、久しぶりに車両や建築以外の話題として、
「周遊券」の特集が組まれています。
そして巻末記事はいつもの通り、観光列車シリーズです。
本号では、JR北海道が運行する「くしろノロッコ号」
の特集です。”日本一遅い列車"がキャッチフレーズです。
夏は緑に覆われた釧路湿原を、冬は流氷で埋め尽くされた
オホーツク海沿いの海岸線を楽しむ、観光列車の代表格です。
「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。