アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第118巻の紹介です。
毎号のお楽しみのNゲージサイズ模型は、
EF級新性能電気機関車の元祖、EF60形直流電気機関車の
颯爽とした佇まいでした。
それでは、いつものようにパッケージを解いて、
第118巻の冊子を取り出してみましょう。
巻頭記事は、このところの恒例通り、
付録模型の車両形式の解説です。
国鉄の電気機関車の近代化のため、新性能のF級
(動力車軸が6つある)機関車の開発が1960年代から進められ、
その最初の形式がEF60でした。
続くページには、懐かしい旧型国電タイプの
珍しい車両の写真が並んでいました。
トラックのような姿の改造電車、クモル24形配給電車の特集です。
工場と車両基地の間を行き来して部品等を運んでいた車両です。
更にページをめくると、鹿児島交通のキハ300形気動車の
オレンジ色の車体が目に飛び込んできました。
国鉄のキハ10形の私鉄版といった存在で、
全3両の貴重な存在でした。
本号の鉄道建築シリーズは、JR青梅線の終点、
奥多摩駅舎の特集です。戦時中の完成ながら、
観光駅らしい雰囲気を湛えた、現在も現役の名建築です。
大工の技術が忍ばれる駅舎の内観と外観の写真の数々が
実に見物の記事になっています。
そして巻末記事はいつもの通りの観光列車シリーズです。
元小田急ロマンスカー10000形(HiSE車)を
4両編成に組み直して、長野電鉄の特急車両「ゆけむり」
として活躍している観光特急の特集です。
「国産鉄道コレクション」シリーズはまだまだ続きます。