アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第117巻の紹介です。
毎号のお楽しみのNゲージサイズ模型は、
国鉄の一般形気動車を代表するキハ20系の中で、
山岳線区向けに機関を2基搭載したキハ52形の、
JR西日本の越美北線や大糸線で活躍した
白と緑のツートーン塗装の爽やかな姿です。
さて、いつものようにパッケージを解いて、
奥底から冊子を取り出しましょう。
巻頭記事は、このところの恒例通り付録模型の形式の解説です。
2010年に運用を終えてしまいましたが、
キハ52形はローカル線の運行を支えた頼もしい存在でした。
続くページには、勾配線区で活躍してきた
115系直流近郊型電車1000番台の特集です。
111系・113系と異り、115系にはクモハがあるため
3両編成が組めるため、ローカル線の短編成にも適応できて
フレキシブルに運用できた115系ですが、
特に耐寒仕様を強化した1000番台の特集という訳です。
残念ながら、そろそろ全廃の時が近づいているようです。
更にページをめくると、EF210直流電気機関車の特集です。
国鉄が分割民営化されてJR貨物が誕生した後、
その主力機関車となったEF65形とEF66形の両方の運用を
カバーできる新型標準形式として開発されたのだ、
このEF210でした。
鉄道建築シリーズは、山間のトンネル駅として有名な
上越線の土合駅舎の紹介です。谷川岳をイメージした
コンクリートの三角屋根が印象的です。
そして巻末は観光列車シリーズで、
JR四国の予土線を走る「しまんトロッコ」の特集です。
全国に数あるトロッコ列車の草分けでもある存在です。
清流として有名な四万十川に沿って、
オープンエアーを楽しめる元祖トロッコ列車です。
「国産鉄道コレクション」シリーズはまだまだ続きます!