今回の~情報員M1.5~は、このシリーズ中でも
個性が際立っている回です。
日本では第25話、英国本国では第17話として放送されました。



フランスのニースかモナコのようなセレブ御用達保養地に
クルーザーが浮かぶシーン、まるで「007シリーズ」の
オープニングのような光景から始ったと思いきや・・・
人間の実写も組み合わせて撮影された強盗殺人という、
人形劇とは思えないようなシーンから物語がスタートします。
イギリスのスパイ映画のテイストをこのシリーズに持ち込んだ
かのような語り口に、作曲家のバリー・グレイも乗りに乗って、
音楽の作り込みも平素とは一味違っています。

いつもは大規模な災害や事故が起こって、
そこに救助に向かうとう定型がこのシリーズなのですが、
今回はイギリス秘密諜報部員からの協力要請が
サンダーバード5号(宇宙ステーション)のジョンに入り、
それを切掛として、国際救助隊としては異例の活動が始っていくのです。

このようなストーリーの展開になると、必然のことながら
ロンドン・エイジェントのペネロープ嬢の出番となります。
ペネロープの日本語吹き替えを演じる声優は、
若き日の黒柳徹子さんであったことは、あまりに有名です。
今見ても聴いても本当にはまり役です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ペネロープ嬢

今回は、船が度々登場するために
水を使用したシーンがたくさん出てきます。
こういったシーンの撮影は非常に難しいと思われますが、
CG等まだ夢にも存在していなかった1960年代当時は、
手作りの工作技術や撮影技術で、
アナログ撮影で克服していったのです。


さて、今回の写真ですが、たまたま私が街で見かけた
手作りの模型の素晴らしさをご紹介しましょう。

さて、これは何だか判りますか・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-昭和の渋谷の模型・全景1

・・・見る方向を変えると、このようになります。
昭和40年頃の渋谷駅周辺の手作り模型(ジオラマ)です。
東急百貨店本店一階のインフォメーションカウンター裏に
展示してありました。この雰囲気・・・懐かしい~!
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-昭和の渋谷の模型・全景2

この模型(ジオラマ)の写真は、
このテーマの記事に度々アップしているものです。