このブログでも、ドヴォジャーク(ドヴォルザーク)の
交響曲全9曲を探訪する記事シリーズをアップしてきました。
その最後の作品は、言うまでもなく交響曲第9番「新世界」、
つまり「新世界交響曲」です。

この交響曲の全曲の中で第4楽章に一箇所だけ、
シンバル(サスペンデッド・シンバル)が使用されます。
それも本当に一発だけ、微妙な効果をあげる弱奏です。

この「たった一打のシンバル」をストーリーに織り込んで
悲喜交々の人間模様を描いたドラマが、
私が子供の頃に放送されたことを思い出しました。
東芝日曜劇場「ああ新世界」です。



脚本は倉本聰さん、主演はフランキー堺さんでした。
「札幌市民会館の大ホールでのオーケストラ演奏会、
 そのステージに、10年ぶりにシンバルを手にした男が
 「新世界交響曲」の第4楽章で鳴るただ一回だけ鳴る
 シンバルのために、打楽器セクションに座っている。
 演奏が始まり、遂にその瞬間が・・・」

#####テレビドラマ「ああ新世界」#####
キー局:HBC
放送日/時間帯:1975/02/02 21:00-21:55 放
番組名:東芝日曜劇場(第947回)
出演:フランキー堺 南田洋子 藤原釜足 山本麟一 
   丸谷小一郎 扇谷治男 杉浦千佳子 村井 洋 
   太田明彦 斎藤信和 札幌市民交響楽団 他
脚本:倉本 聰 他
演出:長沼 修 他
局系列:JNN
制作会社:HBC

YouTube / ドヴォルザーク 交響曲第9番「新世界より」
     第4楽章 小澤征爾指揮ウィーン・フィル