1986年6月に開催した<松尾祐孝個展>(昨日の記事参照)
から10年後、1996年6月に、私は一念発起をして、
<第2回松尾祐孝個展>を室内オーケストラ規模で開催しました。
作曲の世界で、自作品の発表演奏会や、
ある作曲家の作品の特集演奏会を、”個展”と称します。
私の場合は、幸運にも、まだ駆け出しの27歳の時に、
第1回個展を開催することができましたが、
今度は、自分を鞭打つつもりで自主企画をしました。
さて、その第2回個展のプログラムをご紹介しましょう。
#######<第2回松尾祐孝個展>#######
1996年6月11日(火)/ 東京文化会館 小ホール
主催:松尾祐孝 フォノスフェール・ミュージカル
助成:財団法人 新日鐡文化財団
財団法人 朝日新聞文化財団
協力:アール・レスピラン
プログラム:
<DISTRACTION> for Clarinet and Piano(1987)
-ACL Young Composers Awards 1988 第1位受賞作品-
cl. / 板倉康明 pf. / 中川俊郎
招待作品 = Disgo Luzuriaga :
<Concertino Colorum> for flute and 11 instruments(1990)
-ISCM World Music Days 1993 Mexico 入選作品-
fl. / 田中隆英
ch-orch. / フォノスフェール・ミュージカル・アンサンブル
conductor / 松尾祐孝
<飛来>Ⅳ~ピアノ独奏を伴う室内オーケストラの為に~(1990)
-ISCM World Music Days 1992 Warsaw 入選作品-
pf. / 中川俊郎
ch-orch. / フォノスフェール・ミュージカル・アンサンブル
conductor / 松尾祐孝
----- 休憩15分 -----
<PHONOSPHERE>Ⅰ solo version for Shakuhachi (1993/96)初演
-東京フィルハーモニー交響楽団委嘱オーケストラ作品-
ソロ・ヴァージョン-
尺八:三橋貴風 鼓:杉浦邦雄
<PHONOSPHER>Ⅱ for Chamber-Orchestra and Space(1996)
-第2回松尾祐孝個展出品作品(新作世界初演)-
tp. 曽我部清典
ch-orch. / フォノスフェール・ミュージカル・アンサンブル
conductor / 松尾祐孝
############################
会場には、拙作<PHONOSPHERE>Ⅰ を
世界に発信していいただいた指揮者=大野和士氏や、
作曲家=一柳慧氏、その他多くの友人や音楽関係者が
駆けつけてくださいました。
室内オーケストラは、私自身が主宰する
現代音楽企画集団フォノスフェール・ミュージカル
の名前を冠した臨時アンサンブルの名称にしましたが、
実体はアール・レスピランでした。
その他、錚々たる顔ぶれの演奏家諸氏に、
ご出演いただくことができました。
理解溢れる諸先輩や友人のご厚意に、今でも感謝に堪えません。
この個展から、早いものでもう20年が経過しました。
今振り返ってみると、この時期の私は、
前半生最大の作品と自他共に認識する<PHONOSPHERE>Ⅰ
を発表した後の放心状態期で、
次の大作を書けないスランプに陥っていたのでしたが、
この個展を自らのカンフル剤として、
今日に繋ぐことができたと思います。
作品を世に問うこと、
それを聴き、感受すること、
地球上で人間だけが持つ素晴らしい能力です。
これからも、鮪のように泳ぎ続ける私です。
これが、今日の話題の個展のプログラム冊子の表紙です。
![$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-96年個展プロ冊子表紙](https://stat.ameba.jp/user_images/20110304/21/phonosphere/8c/7d/j/t02200293_0800106711089913942.jpg?caw=800)
そして、2014年秋、9月8日に、
久しぶりの第3回個展に相当する
<松尾祐孝邦楽器作品個展>を開催しました。
から10年後、1996年6月に、私は一念発起をして、
<第2回松尾祐孝個展>を室内オーケストラ規模で開催しました。
作曲の世界で、自作品の発表演奏会や、
ある作曲家の作品の特集演奏会を、”個展”と称します。
私の場合は、幸運にも、まだ駆け出しの27歳の時に、
第1回個展を開催することができましたが、
今度は、自分を鞭打つつもりで自主企画をしました。
さて、その第2回個展のプログラムをご紹介しましょう。
#######<第2回松尾祐孝個展>#######
1996年6月11日(火)/ 東京文化会館 小ホール
主催:松尾祐孝 フォノスフェール・ミュージカル
助成:財団法人 新日鐡文化財団
財団法人 朝日新聞文化財団
協力:アール・レスピラン
プログラム:
<DISTRACTION> for Clarinet and Piano(1987)
-ACL Young Composers Awards 1988 第1位受賞作品-
cl. / 板倉康明 pf. / 中川俊郎
招待作品 = Disgo Luzuriaga :
<Concertino Colorum> for flute and 11 instruments(1990)
-ISCM World Music Days 1993 Mexico 入選作品-
fl. / 田中隆英
ch-orch. / フォノスフェール・ミュージカル・アンサンブル
conductor / 松尾祐孝
<飛来>Ⅳ~ピアノ独奏を伴う室内オーケストラの為に~(1990)
-ISCM World Music Days 1992 Warsaw 入選作品-
pf. / 中川俊郎
ch-orch. / フォノスフェール・ミュージカル・アンサンブル
conductor / 松尾祐孝
----- 休憩15分 -----
<PHONOSPHERE>Ⅰ solo version for Shakuhachi (1993/96)初演
-東京フィルハーモニー交響楽団委嘱オーケストラ作品-
ソロ・ヴァージョン-
尺八:三橋貴風 鼓:杉浦邦雄
<PHONOSPHER>Ⅱ for Chamber-Orchestra and Space(1996)
-第2回松尾祐孝個展出品作品(新作世界初演)-
tp. 曽我部清典
ch-orch. / フォノスフェール・ミュージカル・アンサンブル
conductor / 松尾祐孝
############################
会場には、拙作<PHONOSPHERE>Ⅰ を
世界に発信していいただいた指揮者=大野和士氏や、
作曲家=一柳慧氏、その他多くの友人や音楽関係者が
駆けつけてくださいました。
室内オーケストラは、私自身が主宰する
現代音楽企画集団フォノスフェール・ミュージカル
の名前を冠した臨時アンサンブルの名称にしましたが、
実体はアール・レスピランでした。
その他、錚々たる顔ぶれの演奏家諸氏に、
ご出演いただくことができました。
理解溢れる諸先輩や友人のご厚意に、今でも感謝に堪えません。
この個展から、早いものでもう20年が経過しました。
今振り返ってみると、この時期の私は、
前半生最大の作品と自他共に認識する<PHONOSPHERE>Ⅰ
を発表した後の放心状態期で、
次の大作を書けないスランプに陥っていたのでしたが、
この個展を自らのカンフル剤として、
今日に繋ぐことができたと思います。
作品を世に問うこと、
それを聴き、感受すること、
地球上で人間だけが持つ素晴らしい能力です。
これからも、鮪のように泳ぎ続ける私です。
これが、今日の話題の個展のプログラム冊子の表紙です。
![$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-96年個展プロ冊子表紙](https://stat.ameba.jp/user_images/20110304/21/phonosphere/8c/7d/j/t02200293_0800106711089913942.jpg?caw=800)
そして、2014年秋、9月8日に、
久しぶりの第3回個展に相当する
<松尾祐孝邦楽器作品個展>を開催しました。