アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第113巻の紹介です。

 

 

毎号のお楽しみの付録模型(Nゲージサイズ)は、

観光列車"きのくにシーサイド"牽引専用塗色をまとった

DE10形液体式ディーゼル機関車1000番台のカラフルな姿です。

 

 

それでは、いつものようにパッケージを解いて、奥底から冊子を取り出してみましょう。

 

 

巻頭記事はこのところのルーティーン通り、付録模型の車両形式の解説です。

1999年に和歌山県南部で開催されたイベント「南紀熊野体験博」の

アクセス列車として運行された"きのくにシーサイド"の

牽引専用機に抜擢されたのが、DE10形1000番台だったのでした。

 

 

次の頁には、21世紀に登場した山手線のエース、

JP東日本のE231系500番台の特集が組まれていました。

1960年頃に、旧型国電から一時的に101系を経て

103系に総入替えされ、国鉄末期には205系に置き換えられ、

そして2002年からE231系500番台が導入されました。

しかし、更なる新世代車両=E235系への置き換えが既に始まり、

2021東京オリンピック開幕までには全て最新型にバトンタッチされました。

 

 

更に頁をめくると、付録模型車両=DE10と見比べると興味深い

DE11形液体式ディ―ゼル機関車2000番台の特集でした。

貨車の入れ替えように特化した形式で、謂わば縁の下の力持ち的な存在です。

 

 

恒例の"鉄道建築シリーズ"は、糸魚川駅舎の紹介でした。

北陸の鉄道の要衝であった鉄道の街=糸魚川の栄華を

今に伝えるような歴史的モニュメントが生きる駅です。

北陸新幹線、JR東日本・大糸線、第三セクター(旧北陸本線)

が乗り入れると共に、展示スペースジオパークも在ります。

南口の建物は"糸魚川ジオステーション ジオパル"と称される

複合施設になっています。一度ゆっくり訪ねてみたい駅ですね。

 

 

巻末はいつもの通り、観光列車シリーズです。

本号では、JR東日本新潟支社で活躍した「NO.DO.KA」が紹介されていました。

サロ1893両を種車として2両をパノラマ先頭車化した3両編成として、

交直流対応に電装改造もされて誕生した「シルフィード」が、

2013年にお座敷列車に最改造されて「NO.DO.KA」になったという訳です。

残念ながら、2018年1月7日をもって運行が終了されました。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズはまだまだ続きます。