アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第91巻の紹介です。

DD54形液体式ディーゼル機関車

毎号のお楽しみ、Nゲージサイズ模型の付録は、
国鉄の非電線区の近代化の過程で誕生した
ユニークなディーゼル機関車=DD54形でした。
DD54形液体式ディーゼル機関車の、
スマートなようで武骨なようで味わいのある
朱色の雄姿をご覧ください。

「国産鉄道」第91巻パッケージ

では、いつものようにパッケージを解いて
冊子を取り出してみましょう。

第91巻冊子

巻頭記事はこのところの恒例通り、
付録模型の形式の解説です。
ドイツの技術で誕生したディーゼル機関車DD54形は、
不運にもトラブルのために短命に終わりましたが、
栄えある特急運用にも抜擢されたこともある
想い出深い存在です。

DD54形ディーゼル機関車

続くページには、この雑誌に再三登場してくる
東急電鉄の革新的通勤電車の中でも特に異彩を放つ
8090系の特集でした。
バッド社との技術提携の下にステンレス車両の製造を
続けてきた東急車輌が、遂に
独自技術での軽量ステンレス製造の量産に
成功した形式です。

東急8090系

更にページをめくると、今度は国鉄の電機の特集で、
EF62形直流電気機関車が紹介されていました。
信越本線用に開発された山岳線区向けの電機でしたが、
後に東海道本線や山陽本線にも転出して、
当時の鉄道マニアを驚かせたものでした。

EF62形直流電気機関車

そして、後続の記事は少々面白い特集、
「旅客車の前頭形状」という視点でした。

旅客車の前頭形状

巻末記事は、いつものように観光列車の特集です。
SL観光列車の草分けとして大人気を博している
大井川鐵道のSL「かわね路」号、
皆さん一度は乗ってみましょう。

SL「かわね路」号