アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第87巻の紹介です。

DF50形電気式ディーゼル機関車

毎号のお楽しみ、Nゲージサイズ模型の付録は、
国鉄亜幹線の動力近代化の立役者となった
DF50形電気式ディーゼル機関車の雄姿でした。

「国産鉄道」第87巻パッケージ

いつものようにパッケージを解いて
奥底から冊子を取り出してページをめくっていきましょう。

第87巻冊子

このところの巻頭記事は、付録模型の形式の解説になっています。
DD50形の、特に1060馬力から1200馬力に出力アップを果たした500番台が
クローズアップされました。

DF50形ディーゼル機関車500番台

続く記事は、国鉄直流電車唯一の食堂車として
独特の存在感を放っていたサシ181形の特集でした。
確かに、急行形の153系や165系にはビュッフェ車両はありましたが、
食堂車はありませんでした。

サシ181形食堂車

続くページには、ディーゼル機関車の話題に戻って、
京浜工業地帯の貨物輸送の重要な担い手である
神奈川臨海鉄道で活躍するDD60形の特集でした。

神奈川臨海鉄道DD60形ディーゼル機関車

更には、丹後半島の付け根に位置する
"丹後の里の鉄道記念館〜加悦SL広場"の特集記事でした。
鉄道黎明期の小型重機機関車や、古参小型気動車、
超旧型客車などなど、様々な車両が静態保存されています。

加悦SL広場

そして巻末は観光列車の特集です。
宇野線(愛称:宇野みなと線)を走る
「La Malle de Bois(ラ・マル・ド・ボァ)」は、
国鉄213系を種車として改造製造された特別車両で、
「木の旅行かばん」という意味のフランス語を
冠されているのです。

ラ・マル・ド・ボァ