アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第86巻の紹介です。

117系近郊形直流電車クハ117形

毎号のお楽しみ、Nゲージサイズ模型の付録は、
京阪神を結ぶ新快速の近代化に大きな足跡を残して
シティライナーの愛称でも親しまれた117系電車の
紀伊半島方面の路線に転出後の塗色の先頭車
117系近郊形直流電車クハ117形の雄姿でした。

「国産鉄道」第86巻パッケージ

いつものようにパッケージを解いて
奥底から冊子を取り出してみましょう。

第86巻冊子

81号以来、巻頭記事が付録模型の形式の解説記事になっています。
新快速として京阪神間を疾走した後、紀伊半島方面の路線にも転出した117系でした。
現在も現役で活躍中です。

117系直流電車

続くページは、長野電鉄2500系の特集です。
青ガエルの愛称で親しまれた東急の名車5000系が長野電鉄の譲渡されたものです。
朱とクリームの塗色もよく似合いますね。

長野電鉄2500系

更にページをめくると、今度は地味な裏方の車両、
国鉄荷物車の新たなスタンダードとなった
マニ50形荷物客車の特集です。
このような荷物客車は、今では見ることが無くなりました。

マニ50形荷物客車

一方、四国88ヶ所札所の85番札所=八栗寺に登る
路線長0,7キロのケーブルカーの特集にも目を惹かれました。
昭和の香りを漂わせるレトロな宇宙線のような
派手な赤い車両がお遍路さんや観光客を運ぶという
何ともミスマッチな小鉄道です。

八栗ケーブル

そして、このところの巻末記事の定例通り、
最後の4ページはリゾート列車の特集でした。
キハ47形をベースに製作された"瀬戸内マリンビュー"の、
なかなか優雅な姿は魅力的ですね。

瀬戸内マリンビュー