アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第75巻の紹介です。

EF58形直流電気機関車Nゲージサイズ模型

毎号のお楽しみ、Nゲージサイズ模型の付録は、
国鉄時代の旧型電機機関車の完成形として
ブルートレインの牽引にも運用された名機中の名機、
EF58形直流電気機関車でした。

「国産鉄道」第75巻パッケージ

いつものようにパッケージを解いて、
奥底から冊子を取り出しましょう。

第75巻冊子

巻頭記事は、懐かしい私鉄の名車の登場です。
西武鉄道初の特急専用車両として、レッドアロー
の名称でも親しまれた、5000系電車の特集です。
今でも、富山地方鉄道では、譲渡された車両が
現役として活躍している姿を見ることができます。

西武鉄道5000系電車

続くページは、6両しか製造されなかった希少な
交流電気機関車=ED74形の話題でした。
スマートな外観と規格通りの性能を有していたのですが、
国鉄の方針変更から長くは活躍できなかったのでした。

ED74形交流電気機関車

続くページは、伊勢神宮の玄関口として
堂々たる威容を誇ってきた宇治山田駅の駅舎の
特集記事です。
国鉄の駅のように見えますが、近畿日本鉄道の駅です。
伊勢神宮ということで、貴賓室もある重厚な建築です。

宇治山田駅舎

そして巻末の本号の登場です。
第二次世界大戦後の復興期に登場して、
172両の大所帯となって旅客用に活躍した
EF58形直流電気機関車の特集記事です。

スマートな流線型の車体はファンの人気も高く、
ブルートレインの登場時には、20系客車と同じ
青色に塗色されて牽引機に抜擢されました。
国鉄史上でも屈指の美しさと語り継がれています。

EF58形直流電気機関車

その青色塗装のNゲージサイズ模型が付録です。
往時を偲ぶに充分な出来栄えですね。

EF58形直流電気機関車Nゲージサイズ模型