アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第72巻の紹介です。

485系特急形交直流電車クハ481形

毎号のお楽しみ、Nゲージサイズ模型の付録は、
本州と九州で活躍した特急形交直流電車、
485系電車の懐かしいボンネット形先頭車でした。

「国産鉄道」第72巻パッケージ

いつものようにパッケージを解いて、
一番奥から冊子を出してみましょう。

第72巻冊子

巻頭記事は、またまた東急の電車の登場です。
デハ3450形ほど有名ではありませんが、
旧型電車の主力として活躍したデハ3650系の特集です。
下の誌面の写真の撮影ポイントは、
私が毎日のように利用している地元駅、
洗足池駅の上りホームです。
今現在もあまり変わらない風景が残っています。

東急デハ3650形

続くページは一転して蒸気機関車の話題です。
戦後に改造機として登場したC61形です。
GHQの監督下にあって、新造が禁じられていた当時、
旅客用蒸気の不足に対処するために貨物用のD形を
旅客用のC形に改造することになったのでした。

C61形蒸気機関車

更にページをめくると、
九州の真ん中あたり、阿蘇山南麓を走る第三セクター
(旧国鉄路線)の高森線の特集でした。

南阿蘇鉄道・高森線

そして巻末に本号の主役、
485系特急形交直流電車の登場です。
151系の登場以来、国鉄の特急電車のイメージ確立に
大きく貢献してきたボンネット形の先頭車の
流麗な魅力は、今見ても美しさがあります。
直流と交流(50Hz・60Hz)全てに対応できた
オールマイティーぶりが重宝された名車です。
特に、JR九州で真っ赤なボディでの活躍は、
強烈なイメージがありました。

485系特急形交直流電車

お待ちかねのNゲージサイズ模型は、
485系特急形交直流電車クハ481形の、
真っ赤な塗色の時代の雄姿です。

485系特急形交直流電車クハ481形