アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第67巻の紹介です。

キハ80系特急形ディーゼル動車キハ81形

毎号のお楽しみ、Nゲージサイズ模型の付録は、
東北本線&常磐線特急「はつかり」でデビュした後、
紀伊半島を巡る特急「くろしお」に充当された
個性的なボンネット形先頭車、キハ81形でした。

「国産鉄道」第67巻パッケージ

いつものようにパッケージを解いて、
奥底から冊子を出してみましょう。
同じ作業ですが、何となくワクワクします。

第67巻冊子

巻頭記事は、国鉄の新性能通勤型電車の流れとしては
後発にあたる(電動車1両1ユニットで運用できる)
1M方式を採用したことによって、地方の単編成列車に
威力を発揮した105系の話題でした。
しかも、103系からの改造で増備されたグループの
特集というマニアックな設定がユニークでした。

105系直流電車改造編入車

続くページは、戦前から戦後にかけての客車列車の
需要を支えた「汽車列車」を代表する存在だった
オハ35系客車の特集で、懐かしい写真が満載でした。

オハ35形客車

一方、生きた鉄道博物館と呼ばれる
天竜浜名湖鉄道・天竜二俣駅にある転車台と扇型庫の
古きゆかしき往時の国鉄の風情が楽しめる
ページも、また大いに魅力的でした。

天竜二俣扇形庫

その他、超ローカル線ながら、四季折々の自然が
素晴らしく美しい只見線の記事にも、目を惹かれました。

只見線

そして、巻末に本号の主役の登場です。
非電化線区の高速化のために投入された
デフィーゼル特急の嚆矢、キハ80系の第一弾、
ボンネット形先頭車キハ81形の話題でした。
個性的な先頭車が颯爽と風をきって、
最初は常磐線&東北本線の「はつかり」として、
晩年な紀伊半島を巡る「くろしお」として、
長駆活躍したのでした。

キハ80系特急形液体式ディーゼル動車キハ81形

最後に、お待ちかねのNゲージサイズ模型の付録の
お披露目にしましょう。
ボンネットの形状が電車特急151系や181系以上に
個性的な、キハ80系特急形ディーゼル動車キハ81形の
雄姿をたっぷりとご覧ください。

キハ80系特急形ディーゼル動車キハ81形