アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第62巻の紹介です。

103系通勤形直流電車クハ103形

目玉のNゲージサイズ模型の付録は、
国鉄の通勤電車の代表選手、103系電車の先頭車でした。

「国産鉄道」第62巻パッケージ

いつものようにパッケージを解いて
奥底から冊子を出してみましょう。

第62巻冊子

巻頭記事は、定番の私鉄電車の特集です。
ステンレス車両の開発のパイオニア、
東京急行電鉄(現・東急電鉄)の6000系の
懐かしい写真ば満載です。
オールステンレス車両の決定版7000系登場までの
試行錯誤をしていた時期の東急の名車です。

東京急行電鉄6000系

続くページには、EF59形電気機関車20~24号機という
渋いテーマの記事が掲載されていました。

EF59形電気機関車20~24号機

一方で、このところ頻繁に掲載されている
軽便鉄道の話題も目を惹きます。
本号には、本四連絡に夢を馳せた
下津井鉄道が紹介されていました。

下津井電鉄

更に歴史的駅舎の話題も続きます。
近江鉄道の新八日町駅は、何と大正初期の建築が
今尚現役で健在という貴重な存在です。

新八日町駅舎

本号は記事のバラエティーがいつになく豊です。
広島の宮島連絡船の記事も掲載されていました。

宮島連絡船

そして主役の登場が巻末記事です。
101系に続いて登場して、国鉄最大両数を誇った
通勤電車の決定版、103系の特集です。
以前にも取り上げられた形式ですが、
あらためて様々な情報が掲載されていました。

103系直流電車

お楽しみのNゲージサイズ模型は、その先頭車、
103系通勤型直流電車クハ103形のです。
オレンジ色の103系というと、大阪環状線が想起されますが、
首都圏の中央線にも一部充当されていました。
その大阪環状線にも、遂に新型車両が導入される模様です。
オレンジ色の103系はそろそろ引退してしまうかもしれません。

103系通勤形直流電車クハ103形