アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第60巻の紹介です。

キハ181系特急形ディーゼル動車キハ181形

目玉のNゲージサイズ模型の付録は、
JJR西日本に継承されて活躍した特急形気動車の主力、
キハ181形の先頭車=キハ181形でした。



さて、いつものようにパッケージを解いて
奥底から冊子を出してみましょう。

第60巻冊子

巻頭記事は、本誌定番の私鉄の嘗ての名車、
京浜急行1000系(旧)の特集です。
私は子供の頃から京浜急行の赤い電車が何故か好きで、
特に古のロマンを感じさせてくれた230系と、
当時の主力の1000系のファンでした。
今でも初期型のHOゲージ模型2両を持っています。

京浜急行1000形

続くページの記事は、奥羽本線と上越線の峠越えで
活躍した貨物用電気機関車=EF16形の特集です。
昭和20年代〜30年代の戦後の復興期を支えた
縁の下の力持ちでした。

EF16形電気機関車

一方、このとこと断続的に掲載されている
古い姿を今に伝える駅舎のシリーズで、
鶴見線の国道駅が取り上げられていました。
第一京浜国道(国道15号線)の脇に位置するため
「国道」の駅名になったようです。
アーチを描く架線柱、高架線したの佇まいに、
戦前の昭和レトロが感じられます。

国道駅舎

その次のページには、
西武鉄道の中でも異端児的な路線、
JR中央線の武蔵境駅を起点に、
他の鉄道との乗り換え駅が一切ない
8キロあまりの多摩川線が紹介されていました。

西武鉄道・多摩川線

そして巻末に本号の主役の登場です。
流麗なキハ82形のイメージを残しながら、
屋根にラジエターが黒々と並ぶ迫力あるスタイルで、
全国の非電化区間の特急網を駆け巡った
キハ181系の特集です。
JR西日本では2011年まで活躍を続けました。

JR西日本キハ181系特急形気動車

お待ちかねのNゲージサイズ模型は、
そのキハ181系特急形ディーゼル動車キハ181形の
JR西日本塗色の精巧な姿でした。

キハ181系特急形ディーゼル動車キハ181形