このところ私の邦楽器関連作品の紹介を続けてきましたが、

一昨日からは、昨年の秋から冬にかけて初演された最近作の予告となっています。

 

今日は、2023年11月4日に開催された

"第4回 吉原佐知子 箏リサイタル〜箏独奏の系譜vol.2〜"のために委嘱を受けた作品、

《螺旋の詩》〜箏独奏の為に〜の紹介です。

 

注)34分57秒あたりから〜螺旋の詩 松尾祐孝 作曲(委嘱初演)〜となっています。

 

今までに、二十絃箏独奏曲、十七絃独奏曲は、書いてきましたが、

いよいよ箏(十三絃)のための独奏曲を書くことになりました。

現代音楽の作曲家にとって、絃が13本しかない箏のための独奏曲を書くことは、

かなりの難題なのですが、いつかは書きたいと考えていたカテゴリーだったので、

この機会を得て、心を引き締め直して筆を進めた次第です。

 

 

♪♪♪ 松尾祐孝/《螺旋の詩》〜箏独奏の為に〜(2023)♪♪♪

 

初演:2023年11月4日  洗足学園音楽大学シルバーマウンテン1F

     洗足学園創立100周年記念プレミアムコンサート

   "第4回 吉原佐知子 箏リサイタル〜箏独奏の系譜vol.2〜"

           箏:吉原佐知子

演奏時間:約10分