フォノ XⅥ~三味線独奏の為に〜琵琶との近似性に着目しつつ作曲した小品〜 | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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今日はこのシリーズの最新作=第16作、
《フォノ XⅥ》~三味線独奏の為に~の紹介です。

 

 

 

第2番以降は独奏曲シリーズとなっている《フォノ》シリーズですが、

邦楽器の独奏曲は、二十絃箏のための第10番に続いて2作目となります。

邦楽器作品を数多く手掛けてきた筆者にとって、初めての三味線独奏曲です。

 

NPO法人日本現代音楽協会「演奏家+作曲家コラボレーションシリーズ」の一環として、

三味線作品が集中して初演される企画が2022年3月7日に開催されました。

一挙に7曲の新作が初演されたコンサートの主人公は、野澤徹也さんでした。

その公演で初演された作品が、この《フォノXⅥ》です。

 

 


曲は、拍節感・定常リズムを伴わない揺蕩うような前半部に始まり、

一転して一気呵成に疾走する後半部でヴォルテージを上げて締め括る、

短いながらもピリリと存在感を放つ音楽になっています。

ここ10年以上私が継続的に手掛けてきた琵琶との近似性にも着目しながら

筆を進めた作品で、移調を可として、細棹・中棹・太棹・琵琶

何れでも演奏できることを想定しています。

### PHONO XⅥ - for Shamisen solo ###
   フォノ第16番~三味線独奏の為に~
         (2022)   

初演:2022年3月7日 Tokyo Conserts Lab

ー演奏家+作曲家コラボレーションシリーズー
     野澤徹也三味線リサイタル
     演奏:野澤徹也(三味線)

 

演奏時間:約4分               
 

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この私のPHONOシリーズは未出版のものが多いので、
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