「刑事コロンボ」シリーズの紹介を続けてきました。
私はほぼ全作品の日本初放映を見てきたので、
懐かしく想い出しながら記事をアップしてきました。

今日ご紹介する作品は、シリーズの中ではやや異色でしょうか。
通常は功なり名を成した壮年や老年のセレブが犯人とうパターン
が多いコロンボ・シリーズの犯人像ですが、
今回は念願のナイトクラブの開店を目前にした若者が犯人です。
音楽のテイストも普段とはかなり異なります。

DVD「殺意のナイトクラブ」

###新・刑事コロンボDVDコレクション vol.24###
          新シリーズ第24作
        「殺意のナイトクラブ」

監督=ジェフリー・ライナー
脚本=マイケル・アライモ
編集=フェリックス・バーネル
音楽=ケン・ジョーダン ジム・レイサム
出演:
ピーター・フォーク(刑事コロンボ)
マシュー・リス(ジャスティン・プライス役)
ジェニファー・スカイ(ヴェネッサ・ファロー役)
カーマイン・ジョヴィナッツォ(トニー・ガルバー役)
ダグラス・ロバーツ(リンウッド・コーベン役)


口論の弾みの中で起こった事故死とも言える一つの死を、
その死者の口座から資金が振り込まれることになっていたために
暫く生きていたかのように偽装工作をすることになり、
やがてフリー・ジャーナリストに嗅ぎつけられて・・・
という事件を、コロンボ警部が解きほぐしていきます。

ジェフリー・ライナー監督の独特の映像美と演出によって、
かなり"刑事コロンボらしくない"作品に仕上がっているところが、
この回の個性と魅力になっています。
主演(犯人役)のマシュー・リスは
イギリスの舞台が映画で活躍した俳優ですが、
2003年の本作出演の前年に
TVムービー「失われた世界」(コナン・ドイル原作)で
ピーター・フォークと共演したことから
本作への抜擢に繋がったと思われます。

隔週刊「刑事コロンボ24」

この作品のコロンボは、一段と白髪が美しくなっています。
実は、この回が「刑事コロンボ」の最後になりました

映画は楽し! 音楽もまた楽し!