電車王国の基礎を築いた新性能電車の嚆矢=101系〜「国産鉄道コレクション」第33巻 | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を続けています。
今回は第33巻の紹介です。

101系Nゲージサイズ模型

本号の付録は、両開き4扉20メートル級
新性能通勤電車の基礎を築いた歴史的な形式、
101系の先頭車のNゲージサイズ模型でした。

国産鉄道第33巻パッケージ

パッケージを開けて、冊子を取り出しましょう。

第33巻冊子

巻頭記事は恒例の私鉄の名車の紹介です。
国鉄の新性能通勤形電車の基礎を築いたのが101系ならば、
私鉄のステンレス20メートル級4扉通勤形電車の
スタンダードを築いたのは、東京急行電鉄8500系でしょう。
デビューから40年程も経っていますが、
現在も田園都市線の主力車両として頑張っている名車です。
営業車両としては世界初の界磁チョッパ制御を採用した
という点でも、画期的なデビューだった形式です。

東京急行電鉄8500系

続いて、特急形気動車の出力増強決定版として、
全国で非電化幹線で活躍してきた名車、
キハ181系特急形気動車の特集記事でした。

キハ181系気動車

その他、北海道にまつわる記事が二点、掲載されていました。
一つ目は小樽駅の駅舎の特集でした。

小樽駅舎

二つ目は、競走馬の育成で有名になっている
北海道の南部の日高地方の海沿いを走る
日高本線の特集でした。

日高本線

そして、巻末に主役の登場です。
新性能通勤電車の基盤を築いた101系通勤方直流電車の
特集記事が、たっぷりと掲載されていました。
全金属製20メートル級車両、片側両開き4扉、
斬新な路線カラーの塗装された概観、等々、
その後の国鉄(後のJR)の通勤電車の方向性が、
101系の登場と成功によって決定したのでした。

101系通勤形直流電車

記事の写真も、付録のNゲージサイズも、
101系が初めて投入された中央線に採用された
オレンジ色で、懐かしい姿です。

101系Nゲージサイズ模型