昭和レトロの象徴的な存在=キハ07形登場〜「国産鉄道コレクション」第24巻 | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社が発行してきた
「国産鉄道コレクション」(全240巻/発行完了)の付録の模型の写真を中心に、
全号を順番に振り返る記事シリーズを紹介を始めています。
今回は第24巻の紹介です。

付録模型:キハ07形液体式ディーゼル動車

本号の付録は、往年の流線型ブームの中で
独特の存在感を醸し出していた液体式気動車、
キハ07形のNゲージサイズ模型でした。

国産鉄道第24巻パッケージ

いつものようにパッケージの梱包を解きましょう。
奥から冊子が姿を現します。

第24巻冊子

巻頭記事は通常通り、私鉄の名車の紹介です。
本号では、かつて西鉄特急で華々しく活躍した
西日本鉄道2000形の登場です。
華麗な6両固定編成が颯爽と走る姿は魅力的でした。

西鉄2000形

後続の記事は、少々地味ではありますが、
貨物車両の特集が続いていました。

キワ90形有蓋貨物動車

キワ90形有蓋貨物動車は珍車中の珍車です。
1960年代に2両のみ試作されて南九州で運用されたものの、
モータリーゼーションの流れに消えていった、
自走式の貨車でした。

貨物列車の車掌車の特集も懐かしい内容でした。
現在の貨物列車には車掌車がほとんど連結されていませんが、
かつては必ず最後尾にその姿がありました。
現在では埼京線や湘南新宿ラインが頻繁運転されている
山手線の西側路線で並行する旧山手貨物線にも、
勿論車掌車が連結された貨物列車が走っていたのです。

車掌車物語

その他、直流区間と交流区間の境界に在る駅として有名な
黒磯駅の地上切換方式の説明も興味深い内容でした。

黒磯駅の地上切換方式

そして巻末に真打ち登場、
キハ07形液体式ディーゼル動車の特集記事となります。
昭和8年から運用が開始され、最後の1両は何と
21世紀に入っても現役だったという強者です。

キハ07形液体式ディーゼル動車

付録のNゲージサイズ模型もなかなか精巧で、
眺めていて飽きません。

付録模型:キハ07形液体式ディーゼル動車

「国産鉄道」シリーズはまだまだ続きます。