18年前に南米のエクアドルを訪問した演奏旅行の珍道中記を披露しましょう。

エクアドルは、南米大陸の西北、赤道直下に位置します。
国名はスペイン語の赤道に由来します。
イグアナ等の独特の生態系で有名なガラパゴス諸島もエクアドルです。

日本からは流石に直行分は飛んでいませんから、
アメリカのハブ空港での乗り換えで向かうことが一般的です。
私の場合は、往路がダラス経由、帰りがヒューストン
経由であったと記憶しています。

往路のフライトから早くも珍道中が始まりました。
目的地の首都=キトの空港に夜に到着する便
だったのですが、誘導路の照明が停電になってしまい、
着陸不可能となり、人口最大の海沿いの都市=グアヤキルの空港に着いて、
その晩は航空会社が用意したホテルで一泊しました。
翌朝、再びキトに向かって飛び立ち、昼頃に到着できました。

空港では現地の日本大使館スタッフが迎えてくださり、
そこからはアテンド付きの行程となり、安心できる滞在になりました。
しかし、海抜2800メートル以上に在るキトは、考えてみれば空気が薄い訳で、
同行者の中に軽い高山病になる者が出る等、前途多難な旅路も予感されました。

実際、自由行動の時に、「鳥の糞がかかっていますよ」
等と近寄ってきてハンカチで拭いてくれる
親切な人を装ったスリに遭うというメンバーも出る等、
異国では気を張っていないといけないと、痛感しました。

一方では、昨日に紹介した作曲家=ディエゴ・ルズリアガ氏
のお兄さまが運営する大規模なバラ農園を訪問する等、
楽しい交流も経験することができました。

広大なビニールハウスが延々と続くバラ農園の規模には、
圧倒される思いがしました。
丁度、バレンタインday向けのアメリカへの出荷の
最盛期であったため、梱包&発送の拠点となる作業場は
活気に溢れていました。

そして、キト市内のマーケットでふと目に留まって
購入したレインスティックは、今や私のお気に入りで、
音楽づくりワークショップ等で活躍しています。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-レインスティック

さて、肝心の演奏会については、
明日の記事で想い出を披露しましょう。