私は、17年前に南米のエクアドルを訪問するという
貴重な機会を得ました。
1992年にポーランドで開催された
【ISCM世界音楽の日々'92ワルシャワ大会】に、
拙作=<飛来Ⅳ~ピアノと室内楽の為の協奏曲>が
国際審査入選して、ISCM日本支部=日本現代音楽協会の
会議代表も兼ねて参加したのですが、
そこで、エクアドル出身の気鋭の作曲家=
ディエゴ・ルズリアガ氏との運命的がありました。
その後、氏の作品をいくつか日本初演するなど、私ができることを実現した後、
日本音楽集団から作品を委嘱されたり、
東京フィルで私がアドヴァイザーとして関わった
【東京フィルハーモニー交響楽団・アジア環太平洋作曲家シリーズ】
Vol.2での篠笛とオーケストラの協奏曲作品の委嘱初演、
Vol.4(最終回)における<新世紀への讃歌>の第4曲の委嘱初演という
大プロジェクトにも繋がっていきました。
そして、日本音楽集団の南米演奏旅行の際には、
エクアドルにも立ち寄る日程となる等、国際交流の輪が広がっていきました。
そして、今度は日本大使館とルズリアガ氏の肝入りで、
日本の音楽家がエクアドルを訪ねて、現地のユースオーケストラと協働するという
教育的な意味でも意義が高い国際交流が2006年に実現した訳です。
田村拓男=指揮、西川浩平=笛、ピアノ=奈良英子、
松尾祐孝=作曲・指揮、の4名の一行となって、
エクアドルの首都=キトを訪問したのでした。
そういったご縁から誕生したCDもあります。
詳しくは明日以降の記事で紹介していきます。