今日はあらためて、私とメキシコの縁(えにし)について述べておきます。

私自身は、1993年にラテンアメリカ圏で最初に開催された
国際現代音楽協会の世界音楽祭となった
<ISCM World Music Days '93 Mexico>に出席した1993年と、
明夜初演される作品の初演に立ち会うために
<セルバンティノ芸術祭2005>を訪ねた2005年と、
2回のメキシコ訪問を経験しています。

関連記事は次の通りですので、どうぞご覧ください。

2011年3月3日の記事:
<ISCM World Music Days '93 Mexico>体験記その1
2011年3月4日の記事:
<ISCM World Music Days '93 Mexico>体験記その2
2011年5月12日の記事:
ビッグな音楽祭~
    <セルバンティノ芸術祭2005>体験記その1
2011年5月13日の記事:
トウガラシにはご用心~
    <セルバンティノ芸術祭2005>体験記その2
2011年5月15日の記事:
TAMBUCO~国際的打楽器アンサンブル

注)その後の再録多数

これらの記事をお読みいただくと、メキシコという国が、
私のほんの少々の経験を通してではありますが、
野太い文化を持った逞しい文化圏であることが、
お判りいただけると思います。

私の幼少期の記憶としては、
東京オリンピックの次の開催地がメキシコであったことでした。
テレビの映像から、巨大なアステカスタジアムの威容や、
マラソン中継の沿道の風景等、欧米のスポーツ大会から
流れてくる映像とは全く異なる情景や雰囲気が、
まだ小学生だった私の心を少なからず刺激してくれました。

中でも、マラソンで第2位に入賞して銀メダルを獲得した
君原選手等の表彰式が、アステカスタジアムのフィールドで
進行していた時の光景が、特に鮮明な記憶として蘇ってきます。
もう日が暮れて暗くなった空の下、照明灯に照らされたトラックを、
まだゴールに達していない選手が一人黙々と、
ゴールを目指して走っていくのです。
その脇で、表彰式は何事もなく進行して、
日の丸を含む国旗掲揚が行われていったのでした。

###<2011年度 国際交流基金賞受賞記念コンサート>###
  ~TAMBUCO PERCUSSION ENSEMBLE~
      タンブッコ・パーカッション・アンサンブル~

10月7日(金)19:00開演 /トッパンホール /
全自由席2500円(学生1500円)

曲目:Claudia Calderon / プリズム(1999)
   Raul Tudon / 風のリズム構造 Ⅰ (2009)
   Javier Alvarez / メトロ・チャバカーノ(2005)
   Paul Barker / 石の歌、石の踊り(2000)
   Maria Granillo / オルガニカ(2008)
   松尾祐孝 / <SOUND SOUND Ⅳ>
           ~尺八、二十絃箏、打楽器の為に~
   (2005 / セルバンティーノ国際芸術祭委嘱作品日本初演)
   Hector Infanzon / エマトフォニア(2008)
   三木稔 / マリンバ・スピリチュアル(1983-84)
出演:Tambuco Percussion Ensemble
   リカルド・カシャルド アルフレッド・フリンカス 
   ミゲル・ゴンザレス ラウル・トゥドン
共演:三橋貴風(尺八) 吉村七重(二十絃箏)

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$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-TAMBUCO演奏会チラシ

松尾祐孝 / <SOUND SOUND Ⅳ>~尺八、二十絃箏、打楽器の為に~
この曲は、後に日本でレコーディングが行われ、
CD/TAMBUCO《大地のにおい/Smell of the Earth》に収録されて
発売されています。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07B61GM4Y/ref=ppx_yo_dt_b_asin_title_o00_s00?ie=UTF8&psc=1