"DISTRACTION"シリーズの紹介を続けます。

###DISTRACTION Ⅵ for Oboe and Piano###
ディストラクション第6番~オーボエとピアノの為に~
        (2001)
現音<現代の音楽展2000>オーボエ・フェスタ出品作品

演奏時間:約9分
初演:2001年3月 バリオホール
演奏:オーボエ=和久井仁 ピアノ=中川俊郎


日本現代音楽協会の<フェスタ>シリーズの第3弾が
オーボエに決まり、そのイベントへの出品作品として
誕生したのが、このシリーズ第6作です。
第5作(尺八&二十絃箏)が昨日に記事の経緯の通り、
初演が延び延びになっていたので、
実際の発表は、こちらが遥かに先にありました。

オーボエ属とファゴット(バスーン)属は、
ダブルリード(二重のリード)で発音する
独特の音色を有する楽器です。
一般的にはメロディー楽器として、管弦楽曲等で
重要な役割を演じることが多いですね。
日本の楽器では、雅楽でお馴染の "篳篥"(ひちりき)が、
同じくダブルリードで同族楽器の範疇に入ります。

初演は、現在NHK交響楽団奏者でもある和久井仁氏の
オーボエと、このシリーズお馴染の中川俊郎氏のピアノで
飾っていただきました。

この作品を書いていた頃は、以前の記事でもお話しした
<ISCM世界音楽の日々2001横浜大会>と<新世紀への讃歌>
の2大国際ビッグイベントの企画・準備に奔走していて、
本当に忙しい中で必死に書き上げた記憶があります。

演奏家等の方でこのシリーズの未出版作品のスコア等を
入手したい方は、先ずはメッセージをお寄せください。


さて、今日から暫くの写真は、数年前に訪ねた
金毘羅様周辺のショットをご紹介しましょう。
季節外れですが、桜の景色をお楽しみください!
そして、来年の桜が楽しみです。

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