「ディランやピカソは失敗の冒険を犯した。
        偉大になりたければ危険を犯せ!」

映画「スティーブ・ジョブズ」で印象的だった
スティーブ・ジョブズ語録の中のひとつです。

あのアップル・コンピュータ社を創設して、
パーソナル・コンピュータを現実のものとした
世界中が注目する成功者となったスティーブ・ジョブズ氏は、
徹底的な完全主義が経営陣に受け入れられず、
一度は会社を追われてしまいます。
しかし、結局は請われて呼び戻されて、
今度は暫定CEOとして返り咲くやいなや、
性能とデザインが高度に融合した夢のある製品を
次々と繰り出して、遂には、アップル・コンピュータ社を
株式時価総額世界一の会社に成長させたのでした。

残念ながら、その人=スティーブ・ジョブズ氏は、
2011年に56歳の若さでこの世を去ってしまいました。
その生涯の内の1971年から2011年までを描いた
伝記映画が、この作品という訳です。

強烈なカリスマの素顔を、おそらく相当に史実に忠実に
描いたのであろうということが想像される内容です。
時に傲慢で周囲を辟易とさせることもありますが、
しかし、だからこそ彼にしかできない
素晴らしい業績を挙げられたのでしょう。

冒険を恐れず、リスクを恐れず、自分の理想や夢に
一直線に突き進む精神的なヴァイタリティは、
時に凡人には誤解を受けたり
拒絶されたりするのかもしれませんが、
それだからこそ達成できる世界があるのだと思います。

それにしても、登場人物を演じる俳優が、
実際の本人と実に良く似ていることといったら・・・
見事なキャスティングの映画だと思います。



#####映画「スティーブ・ジョブズ」#####

監督・製作:ジョシュア・マイケル・スターン
脚本:マット・ホワイトリー
製作総指揮:マーク・ヒューム
編集:ロバート・コマツ
撮影監督:ラッセル・カーペンター
衣装:リサ・ジェンセン
音楽:ジョン・デブニー

出演者:
 スティーブ・ジョブズ=アシュトン・カッチャー
 スティーブ・ヴォズニアック=ジョシュ・ギャッド
 マイク・マークラ=ダーモット・マローニー
 ジョン・スカリー=マシュー・モディーン
 アーサー・ロック=J・K・シモンズ
 ダニエル・コトキ=ルーカス・ハース 他

製作会社:エンドゲーム・エンターテインメント
   ファイヴ・スター・フィーチャー・フィルムズ
配給:オープン・ロード・フィルムズ(米国)
   ギャガ(日本)

映画「スティーブ・ジョブズ」公式サイトURL
http://jobs.gaga.ne.jp/

YouTube / 映画「スティーブ・ジョブズ」予告編