ロジャー・ムーア登場〜シリーズ第8作=<007〜死ぬのは奴らだ> | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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2012年のロンドン・オリンピックの開会式で、
ジェームズ・ボンドが女王陛下と空から舞い降りるという
奇想天外ながらいかにもイギリスらしい演出で、
世界中をあっと言わせてくれた光景は、
今でも脳裏に強く刻まれています。

私は、大の「007」シリーズのファンで、
初期の作品は再三放映されたテレビ映画劇場で、
ロジャー・ムーア主演の時代からは劇場ロードショーで、
ほぼ全作品を劇場で観賞してきています。

今日はシリーズ第8作の話題です。
この作品から、主演=ジェームズ・ボンド役として、
ロジャー・ムーアが登場します。

#####映画<007死ぬのは奴らだ>#####
1973 年 監督=ガイ・ハミルトン
主題歌=ポール・マッカートニー&ウイングス
ジェームズ・ボンド=ロジャー・ムーア
ボンド・ガール=ジェーン・シーモア
(この作品では、ボンドカーは特に登場しませんが、
 ロレックスの時計等の秘密兵器の数々が登場します。)
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ジェームズ・ボンドと言えばショーン・コネリーという
イメージが全世界にあまりに強く定着していたこの頃、
その役を引き継いだロジャー・ムーアの内心のプレッシャーは
きっと凄く強いものであったでしょう。
しかし、ロジャー・ムーアのジェームズ・ボンドは、
多少アメリカナイズされた娯楽性を強めた方向性を
さりげなく打ち出していくことに成功していきます。
そして、このシリーズの最多主演回数を
記録することになるのです。

この<死ぬのは奴らだ>が公開された頃の日本は、
大阪で開催された万国博覧会の大成功(1970年)や、
冬季オリンピック札幌大会(1972年)の熱狂の直後で、
戦後の高度経済成長の絶頂期とも言える時期でした。

YouTube / 死ぬのは奴らだ (字幕版)