##### 「007~ゴールドフィンガー」 #####
1964年作品 監督=ガイ・ハミルトン
タイトル音楽歌手=シャーリー・バッシー
作曲=ジョン・バリー 
作詞=アンソニー・ニューリー、レスリー・ブリカッスィ
ジェームズ・ボンド=ショーン・コネリー
ボンド・ガール=オナー・ブラックマン



第2作「007~ロシアより愛をこめて」の大成功に続いて、
更なる成功を収めたこの第3作「ゴールドフィンガー」
によって、この「007シリーズ」の名声は
決定的になったと言える名作です。
原作=イアン・フレミングの小説では、第7作です。

「ドクター・ノオ」と「ロシアより愛をこめて」では、
犯罪組織「スペクター」との対決という構図が
採られていましたが、この第3作では、
初めてそこから脱却したストーリーになっています。

また、本格的にボンドカーが登場するのも
この「ゴールドフィンガー」が初めてになります。
前作で愛車として登場したベントレーに替えて、
諜報部から支給された特別装備車で、
車種はアストンマーチンDB5です。
ボンドカーは、以降のシリーズでは定番のアイテムとして
定着していきますし、また人気を博していきました。

ストーリーは、メキシコ~マイアミ~スイス~
有名なフルカ峠でのカーチェイス
~アメリカ・ケンタッキー州・・といった具合に、
目まぐるしく世界を飛び回ります。
海外旅行が漸く一般化しつつあったとはいえ
まだ高嶺の花だった昭和40年頃の日本にあっては、
これらのシーンの映像を通して、
海外旅行への憧れを募らせていった面もあったことでしょう。
そして、ハイソサエティーな演出と大人の色気が漂うところも、
このシリーズの魅力の核として定着していきます。

懐かしの名解説者=荻昌弘さんが語る
YouTubeをリンクしておきましょう。



ジョン・バリー楽団による「ゴールドフィンガー」
テーマ音楽のYouTubeもリンクしておきましょう。



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