青函トンネル用に誕生した交流電気機関車=ED79形50番台〜「国産鉄道コレクション」第234巻 | 松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~

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月曜日の朝一番の記事では、Nゲージサイズ模型が付録についてくる雑誌、
「国産鉄道コレクション」の紹介を続けています。


アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社発行「国産鉄道コレクション」

の記事と付録模型の紹介、今回は第234巻です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

青函トンネル用に開発されて投入されたJR貨物の交流電気機関車ED79形50番台の

端正な姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではいつものようにパッケージを解いて、

奥底から第234巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事はこのところの通例で、付録模型の車両形式の解説です。

1988年に開通した青函トンネルには、多湿な環境、12パーミルの勾配の連続、

海峡線の保安装置のATC、といった環境に対応できる電気機関車の投入が必要でした。

こうした条件下で開発されたFD79形交流電気機関車です。

0番台と100番台はED75形の改造で誕生したものですが、

JR貨物が増備した50番台は新製車両でした。

 

 

続くページは、富山地方鉄道0600形の特集です。

現代的な超低床路面電車の颯爽とした姿の写真が目を惹かれます。

元々は富山ライトレール「ポートラム」として誕生した0600形ですが、

富山地方電鉄富山軌道線の新車導入や延伸などの整備も進められ、

現在では両線の直通運転も実施されています。

 

 

更にページをめくると、由布岳を背景にのんびり走る気動車の写真が目に飛び込みます。

黄色い車体で「Y-DC125」とも呼ばれているJR九州キハ125形の特集です。

ローカル線のワンマン運転対応車両として開発されたキハ125形は、

"Yellow One Man Diesel Car"ということで「Y-DC125」という訳です。

 

 

続くページの「日本の鉄道の歴史」シリーズは、何と「秘境駅」の特集です。

"鉄道ファンに注目された利用困難な鉄道駅"という認識で良いでしょうか。

トンネルに挟まれた小幌駅(北海道)、

皇太子妃御成婚で注目を浴びた小和田(こわだ)駅(飯田線)、

階段を126段上がらなければならなかった宇津井駅(三江線)、

全長10キロ以上のトンネルの中にある地下駅=筒石駅(北陸本線)、

ダム湖を跨ぐ鉄橋の間に造られた奥大井湖上駅(大井川鐵道井川線)など、

さまざまなタイプの秘境駅が紹介されています。

 

 

巻末は毎号の恒例通り「観光列車」シリーズです。

本号では、JR北海道789系"ライラック・カムイ"の特集となっています。

札幌と旭川という北海道の二大都市を結ぶ特急、

「ライラック」と「カムイ」として運行しています。

表定速度96.6km/hを誇る、JR全体でもトップクラスの速達特急です。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。