サンダーバード』讃!を続けています。
今回は~太陽反射炉の恐怖~です。
日本でも英国本国でも第30話として放送されました。



強力な太陽発電エネルギー・プラントを建設した町=
モンテビアンコが舞台となったストーリーです。
地中海沿いの保養リゾート地といった雰囲気です。

その太陽エネルギーによる電力の初披露の夜に、
ペネロープとパーカーは休暇を兼ねて訪れます。
その夜、太陽エネルギーによる電気の明かりの下で、
ホテル内は仮装パーティーで盛り上がっていましたが、
外は暴風雨になり、何とその太陽反射鏡が崩落してしまします。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-太陽反射鏡の崩落

反射鏡そのものは大破せずに崖の斜面に留まります。
ところが、これが表向きに止まってしまった為に、
日の出とともに反射光がモンテビアンコの町を直撃して、
町ごと燃やし尽くしてしまう可能性が出てきたのです。

そこからは、(伯爵に扮した!?)パーカーが、
ペネロープの指示の下に大活躍(名優)ぶりを発揮します。

今の日本は、震災・津波による原発問題もあって
空前の太陽光発電ブームになっていますが、
50年近く前のこの時代に、原子力と並んで太陽光発電にも注目をしていた
制作スタッフの慧眼には、改めて感心させられます。

さて、サンダーバード1号と2号で、スコット、バージル、
アラン、ブレインズが駆けつけますが、
何しろ400トンもある反射鏡ですから、
2号の推力を持ってしても容易に動かすことができません。
しかし、刻々と日の出は迫ってくる・・・

取り敢えず、苦肉の策として、1号から煤煙を噴射して
反射鏡の照り込む太陽光を和らげる作戦で時間を稼ぎ、
遂には、反射鏡の向きの移動にも成功・・・
と思いきや・・・
再び斜面が崩落、反射鏡とブレインズが転落・・・
と思いきや・・・
ブレインズは無事だった・・・
という塩梅で、シリアスなストーリーながら、
かなりコミカルな演出になっています。


下の写真は、仮装パーティーでの
ペネロープとパーカーの扮装です。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-仮装パーティーのペネロープとパーカー