あらためて、明けましておめでとうございます。
今年もこのブログのご愛読をよろしくお願いいたします。

箱根からの富士山

私は、2009年から2011年の暮れに放送された
NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の録画を
今でもよく観ます。

日本海海戦の大勝利・・・
そして日露戦争の(実はギリギリの)勝利・・・
冷静な判断を積み上げて、
国家の存亡を懸けたギリギリの舵取りを、
各人が懸命に務め挙げて行ったあの時代から、
やがて過信盲信の時代に陥ってしまい、
遂には太平洋戦争に突入していった昭和初期の日本・・・

このような歴史とその礎となった多くの人々の
奮闘と犠牲の上で、今日の我々の
生活があるということを心静かに振り返りつつ、
各回をじっくりと観たいと思っている私です。

今、日本という国が独立を保ち、
世界の中で極めて恵まれた環境で生活できている事、
その日本という存在が継続してきたことに、
あらためて感謝したいと思います。

我が国を大切に思う心、
我が国の文化芸術芸能を愛する心が、
真の国際交流の基盤になります。
ただ外来のものをありがたがっているだけでは、
全く不十分で話になりません。

私が日本の伝統音楽と邦楽器にも心を配りながら、
作曲活動を展開している理由は、
このような心構えみ基づくものなのです。

昨年=2020年にはオリンピック&パラリンピックが
日本・東京で開催されるはずでしたが、
世界的な感染症拡大の影響で延期を余儀なくされました。
オリンピック&パラリンピックはスポーツの祭典ですが、
その開催に合わせて文化にも強い光が当てられ、
特に伝統芸術や先端芸術が注目されることになります。
何とか2021年の延期開催と関連文化イベントが有意義に実現してほしいと
私は心から願っています。
厳しい社会環境ではありますが、日本の真の文化立国を目指したいと思います。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-春秋者出版楽譜表紙

この写真は、私の邦楽器作品集(楽譜&CD)です。

###「現代の日本音楽第19集ー松尾祐孝 作品」###

作曲者:   松尾祐孝
監修・編集: 独立行政法人 日本藝術文化振興会
       国立劇場調査養成部調査資料課
発行所:   春秋社
装丁者:   本田 進
発行日: 2007年12月20日
CD音源:  国立劇場舞台技術部/コジマ録音/
       有限会社ナビ/
       ミュージック・フロム・ジャパン
英文翻訳:  スティーヴン・ネルソン/小川紀久子

楽譜掲載楽曲:
1)呼鼓悠遊   (1999年 国立劇場委嘱作品)
2)美しの都 Ⅲ ~尺八と十七絃の為に
         (1996年 北垣内秀響委嘱作品)
3)新譜音悦多~邦楽合奏の為の練習曲
          (1998年 現代邦楽研究所委嘱作品)
4)DISTRACTION Ⅴ
     for Shakuhachi and Twenty-string Koto
(1998/2005年
メキシコ セルバンティノ国際芸術祭2005招待作品)
5)琵琶悠遊
 (2007年 ミュージック・フロム・ジャパン委嘱作品)

CD収録:
1)呼鼓悠遊
小鼓=藤舎呂英  大鼓=藤者円秀  打楽器=松倉利之 
   三味線=高田和子 十七絃=石垣清美
   1999年4月15日 国立劇場小劇場 
2)新譜音悦多
   尺八=中村明一 三味線 Ⅰ =山本普乃 
三味線 Ⅱ =上原潤一 箏 Ⅰ =石垣清美 
箏 Ⅱ =野澤佐保子 十七絃箏=黒澤陽子
   2001年8月 調布グリーンホール
3)ディストラクション Ⅴ
   尺八=三橋貴風 二十絃箏=吉村七重
   2006年3月12日 みなとみらいホール 小ホール
4)琵琶悠遊
   琵琶=田原順子  笛=西川浩平  鼓=髙橋明邦
   2007年3月4日 マーキン・コンサート・ホール
           (米国/ニューヨーク)

九頭竜神社

今年も、邦楽器作品を書こうと思っている私です。

頑張れ日本! がんばろうニッポン!