ISCM国際現代音楽協会の<世界音楽の日々>音楽祭100周年に寄せて、
開催から22年が経過したISCM横浜大会の回想録を続けています。

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三年前の2020年は、1930年に新興作曲家連盟として産声を上げた
現 特定非営利活動法人 日本現代音楽協会(通称:現音)の
創立90周年にあたりました。
現音は、1922年に創設された国際現代音楽協会(ISCM)に、
非西欧系国としては最も早い1935年に加盟をして、その日本支部となっています。
そして2001年に、長年の懸案であったそのISCM世界音楽祭を
日本が主催して開催できたのでした。
このところ、その音楽祭の開催準備秘話や
実際に開催した各演奏会等のイベントについての回想録をアップしています。

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<ISCM世界音楽の日々2001横浜大会
   ~日本現代音楽協会新世紀音楽祭>
公演回顧シリーズ 番外編
カクテル・パーティー(関係者専用招待企画)
10月6日(土)21:00~
  /横浜みなとみらいホール レセプション・ルーム

メインバーテンダー=K氏(実行委員長友人)
サブ・バーテンダー=松尾祐孝(酒席走者!?)

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約50カ国から100名近くの海外ゲストが来日して、
国内からの参加者も多く、演奏者も多数出演という
国際現代音楽祭ですから、
そういった方々の交流の場の設定も、
非常に重要な主催者の責務と考えていた私は、
<アンデパンダン展第2夜>に相当する
公演の直後にもあたり、
開催会期半ばの土曜日の夜というタイミングで、
カクテル・パーティーを企画したのでした。

私の友人であるバーテンダー=K氏の全面的な協力を得て、
それは楽しい集いになりました。
横浜みなとみらいホールに特別なご配慮をいただき、
横浜港の景色を見渡せるレセプション・ルームを
遅い時間まで開放していただきました。
折から開催中の<横浜トリエンナーレ>の
展示作品の一つ、巨大な風船バッタが向かいのビル
(インナーコンチネンタルホテル横浜)
の外壁に架設されていて、
それを眺めながらの談笑にも花が咲きました。

・・・またまた司会は松尾&山岸コンビで・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-実行委員長も衣替えをして

・・・K氏が持ち込みの
      ハイネケンのパラソルも鎮座して
             会場は楽しい雰囲気・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-カクテル・パーティー風景2

・・・実行委員長自ら俄バーテンダーに扮して
             シャンパンをサーブ・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-実行委員長の俄バーテン

・・・盛り上がる会場~笑顔~笑顔・・・
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-カクテル・パーティー風景1

このような集いの企画・演出については、
日本人はとかく苦手と思われていますが、
海外の音楽祭などでパーティーの重要性を強く認識していた
私としては、主催者としてのポスピタリティーの根幹に関る
重要な課題として、このパーティーの実施を
密かに画策していたのでした。

幸い、このパーティーは好評を得て、以後の会期中、
更に参加者から気軽に声をかけていただける雰囲気にもなり、
音楽祭の潤滑油の効果を充分に果たすことになったのです。