日本の歴史を振り返ってみると、明治維新以後、

明治、大正、昭和の三時代には日本は戦争を経験しました。

平成の約30年に至ってようやく、

"日本は戦争の無い時代を手にした"という見方ができるでしょう。

そして現在は令和の時代に入っています。

 

(残念ながら、ウクライナ戦争や台湾海峡緊張度増大といった

事態が勃発していますので、安閑とはしていられませんが・・・)

 

日本の戦後の動乱期の政治と外交の中枢に居た傑物、

吉田茂(よしだ・しげる)を主人公としたNHK制作のドラマの

回想を、一昨日の全体の概要紹介から始めています。

キャスト等についての情報は一昨日の記事をご参照ください。

今日は第2話の概要をご紹介しましょう。

 

 

・・・「負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~」第2回・・・

 

総司令官マッカーサー(デヴィッド・モース)は、

日本に対して矢継ぎ早に改革を命じました。

公職追放令では大量の閣僚が職を去らざるをえず、

憲法はGHQの手で改正されることになりました。

そして、戦犯裁判が近づく中、天皇(大蔵千太郎)の訴追を

防ぐため、吉田茂(渡辺謙)は動きます。

そのような混乱期の中で選挙に勝った鳩山一郎(金田明夫)が

総理就任かと目されたものの、直前に状況が一変して

公職追放となってしまいます。

日本の舵取りを託せられる人物は、吉田茂に絞られるに至りました。家族の、友人の、人々の思い、そして日本を背負い、

吉田茂は総理への道を歩み始め、遂に吉田内閣が成立します。

 

歴史に基づくフィクションという位置づけのドラマですが、

時代考証やCG映像、ロケ地の選定や配役の妙など、

かなり真実に迫った内容になっているドラマです。

日本国憲法制定の過程、象徴天皇という結論に至る過程などの

一端を見せてくれているドラマになっています。