邦楽器作品の創作と邦楽器演奏界の更なる振興を
ライフワークの柱に据えている私です。
このところ、自作邦楽器作品の紹介を続けています。

《フォノ Ⅺ 》~二十絃箏独奏の為に~の紹介です。
"PHONO"シリーズの中では初の邦楽器作品です。
一昨年の9月13日には、この作品が初めて、
内藤美和さんによって二十五絃箏で演奏されました。

音のカタログvol.7表

さて、作品紹介の本題に入りましょう。

### PHONO ⅩⅠ
      - for Twenty-stringed Koto solo ###
   フォノ第11番~二十絃箏独奏の為に~
           (2012)   

<吉村七重氏協働制作作品~
  日本現代音楽協会「朝日現代音楽賞受賞記念演奏会」
      &深新會作品展発表の協働プロジェクト作品>

演奏時間:約13分

初演:2012年10月26日 
   東京オペラシフィ・リサイタルホール
   <深新會第32回作品展>(主催:深新會)
               
演奏:吉村七重

再演:2013年2月24日(日)/ JTアートホール
 <吉村七重リサイタル
   ~朝日現代音楽賞受賞記念演奏会>
         (主催:日本現代音楽協会)

###########################

曲は、イントロダクション~アリア~プログレッション~
エピローグという性格の異なる4つの部分が
切れ目無しに演奏される音楽になっています。

吉村七重さんの見事な演奏によって、
拙作に息吹が副込まれた瞬間は、
正に作曲家冥利につきるものでした。
再演は更に見事な演奏でした。

そして、まだ私が独奏作品を書いていない多くの楽器の為に、
西洋楽器にも邦楽器にも、このフォノ・シリーズを
書き重ねていきたいと考えています。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
この私のPHONOシリーズは未出版のものが多いので、
楽譜をお求めの方は、直接ご連絡をいただくか・・・
「マザーアース株式会社」(Tel:03-3455-6881)
を通してお問い合わせください。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

昨年には、気鋭の若手=内藤美和さんに、
二十五絃箏による演奏で再演していただきました。




今日の写真は、楽譜をイメージしたスウィーツ、
遊び心満点の一皿のカットにしましょう。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ソースの五線紙とパイのト音記号