旧シリーズからの順番に直すと第27話になります。
私はほぼ全作品の日本初放映を見てきたので、
懐かしく想い出しながら記事をアップしています。
この「逆転の構図」の犯人役は、
舞台俳優としてトニー賞を受賞した後、
映画では「メリーポピンズ」と「チキチキバンバン」等に
主演した名優、ディック・ヴァン・ダイクです。
![DVD「逆転に構図」](https://stat.ameba.jp/user_images/20150702/08/phonosphere/88/5f/j/t02200293_0800106713353929994.jpg?caw=800)
###刑事コロンボDVDコレクション vol.51###
旧シリーズ第27作
「逆転の構図」
監督=アルフ・チェリン
脚本=ピーター・S・フィッシャー
製作総指揮=ディーン・ハーグローブ
ローランド・キビー
製作=エヴァレット・チェンバース
撮影=ウィリアム・クロンジャガー
音楽=ベルナルド・セガール
出演:
ピーター・フォーク(刑事コロンボ)
ディック・ヴァン・ダイク(ポール・ガレスコ役)
ドン・ゴードン(アルビン・タシュラー役)
アントワネット・バウアー(フランセス・ガレスコ役)
ラリー・ストーチ(ウィ—クリー役)
他
![隔週刊「刑事コロンボ」vol.51](https://stat.ameba.jp/user_images/20150702/08/phonosphere/71/b6/j/t02200293_0800106713353930494.jpg?caw=800)
「刑事コロンボ」の第3シリーズから第4シリーズにかけて
第25作からこの27作までの3作連続で脚本を担当した
ピーター・S・フィッシャーの力量は只者ではありません。
3作それぞれに傾向が違うにも関わらず、
何れ劣らぬ傑作です。
特にこの「逆転の構図」は、
他人の罪をなすりつける狡猾で周到なトリックに、
コロンボもまた大胆なトリックを仕掛けて、
犯人の自供を引き出すという、傑作中の傑作です。
それにしても、本作のコロンボは、
オンボロのプジョーが再三登場しますし、
教会の救済所では修道女にホームレスに間違われる等、
いつも以上の滑稽な場面が多く描かれていて、
シリアスな作品の温もりを与えています。
愛すべきキャラクター"コロンボ"全開です。
YouTube / 刑事コロンボ NHK放映時のテーマ曲
ヘンリーマンシーニ