<PHONO>シリーズの作品紹介を続けます。
この第2番から、独奏作品シリーズになりました。

高尾山山麓の紅葉

第1作の初演が延び延びになっていた時、
「深新會」(池内友次郎門下生による同人)の企画で、
オルガン作品展を開催することになり、
私も出品することになったのです。
初めてパイプ・オルガンの為に
作曲をすることになった訳ですが、
現代音楽に非常に熱心に取り組んでおられる
保田紀子(やすだ・のりこ)氏の協力を得て、
オルガンの勉強会も開いていただき、
多くの情報を得ながら作曲を進めることができました。

そして、タイトルに悩んでいたのですが、
結局、初演に向けて暖めていた作品の
<PHONO>というタイトルを、今後は独奏作品群に
冠していこうと考えるに至ったという訳です。

#####PHONO Ⅱ for Organ solo #####
   フォノ第2番~オルガン独奏の為に
        (1986)
     深新會第14回作品展出品作品
     
演奏時間:約18分
初演:1986年5月 武蔵野文化会館
   深新會第14回作品展~保田紀子氏を迎えて~
演奏:オルガン=保田紀子

#######################

保田紀子さんとは、この後に劇的とも言える偶然も
加味されて、更なる協働の機会を得ることになります。
その件については、このブログの別項でも紹介してきました。

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
この私のPHONOシリーズは未出版のものが多いので、
楽譜をお求めの方は、直接ご連絡をいただくか・・・
「マザーアース株式会社」(Tel:03-3455-6881)
を通してお問い合わせください。
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -


さて、今日の写真の南大東島の星野洞です。
数々のタイプの様々な鍾乳石の造形が、見る者に
自然の驚異と不思議を見せつけてくれる洞内ですが、
一際異彩を放っていたのがこの奇観です。
自然の造形によるパイプオルガンのように見えますね!
きっと毎晩、精霊たちがやってきて、
音楽集会を行なっているに違いありません。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-南大東島星野洞・オルガンのような鍾乳石