今日は憲法記念日です。
現在の日本の憲法は、「平和憲法」として
世界中から注目されつつまた高く評価もされています。
しかし、そこに至るまでの日本という国の経緯は、
実に複雑な事情と奇跡的な巡り合わせと、
そして何より先人達の真摯な努力の上に
積み上げられてきたものであることを忘れてはなりません。
勿論、それらの過去の経緯の中には、
今日から振り返るならば愚行であった事柄も多く含まれているでしょうし、
また現代人の倫理観からは想像しにくい面も多々あるでしょう。
幕末から明治時代にかけての日本は、
実は国家存亡の未曾有の危機であったことを、
今の若い人や子供たちは知っているでしょうか。
同時期に中国(当時は「清」)が、
アヘン戦争等で欧米列強の餌食となってしまった時代に
日本はどのように独立を保ち得たのかという事を、
私たちはもっと正格に知っておく必要があるのではないでしょうか。
2009年暮れ・2010年暮れ・2011年暮れの3シリーズにわたって、
計13回のテレビ番組(NHK特別ドラマ)として放送
された「坂の上の雲」(原作:司馬遼太郎)を、
皆さんはご覧になったでしょうか。
まるで映画のような壮大な映像作品として、
コンピュータ・グラフィクスも巧みに駆使されて、
我々にあの時代を生きた日本人の心の奥底と、
人類史上最初の近代武力全面戦争となった日露戦争の
日本や世界にとっての意味を考えさせてくれます。
同時に、その戦場で起きた悲惨な人的損失に対する
言い様の無い、計り知れないような無力感も、心にずしりと迫ってきます。
もう一度、原作本を読み返してみたいと思っています。
また、先年のNHK大河ドラマ「西郷どん」は、
その前提の時代とも言うべき幕末から明治維新期を
描いた壮大な物語になっていました。
次のの大河ドラマ「いだてん」は、
日露戦争直後の明治末期から物語が本格的に展開していました。
日本は、平成になってようやく、戦争を経験しない時代を
迎えることができたのだとうことを、しっかり噛みしめたいと思います。
しかしながら、今年に入ってからのウクライナへのロシアの侵略という、
帝国主義の時代に逆戻りしてしまったかのような事態が勃発してしまいました。
一日の早く戦闘が停止され、一般市民の生活が回復され、
戦争のない安寧な社会に立ち返って平和が続くことを願ってやみません。
先人の足跡・軌跡・労苦に思いを馳せた上で、
今日の、そしてこれからの日本を、そして憲法を、
更には憲法改正論議を、真摯に考えていきたいのもです。
現在の日本の憲法は、「平和憲法」として
世界中から注目されつつまた高く評価もされています。
しかし、そこに至るまでの日本という国の経緯は、
実に複雑な事情と奇跡的な巡り合わせと、
そして何より先人達の真摯な努力の上に
積み上げられてきたものであることを忘れてはなりません。
勿論、それらの過去の経緯の中には、
今日から振り返るならば愚行であった事柄も多く含まれているでしょうし、
また現代人の倫理観からは想像しにくい面も多々あるでしょう。
幕末から明治時代にかけての日本は、
実は国家存亡の未曾有の危機であったことを、
今の若い人や子供たちは知っているでしょうか。
同時期に中国(当時は「清」)が、
アヘン戦争等で欧米列強の餌食となってしまった時代に
日本はどのように独立を保ち得たのかという事を、
私たちはもっと正格に知っておく必要があるのではないでしょうか。
2009年暮れ・2010年暮れ・2011年暮れの3シリーズにわたって、
計13回のテレビ番組(NHK特別ドラマ)として放送
された「坂の上の雲」(原作:司馬遼太郎)を、
皆さんはご覧になったでしょうか。
まるで映画のような壮大な映像作品として、
コンピュータ・グラフィクスも巧みに駆使されて、
我々にあの時代を生きた日本人の心の奥底と、
人類史上最初の近代武力全面戦争となった日露戦争の
日本や世界にとっての意味を考えさせてくれます。
同時に、その戦場で起きた悲惨な人的損失に対する
言い様の無い、計り知れないような無力感も、心にずしりと迫ってきます。
もう一度、原作本を読み返してみたいと思っています。
また、先年のNHK大河ドラマ「西郷どん」は、
その前提の時代とも言うべき幕末から明治維新期を
描いた壮大な物語になっていました。
次のの大河ドラマ「いだてん」は、
日露戦争直後の明治末期から物語が本格的に展開していました。
日本は、平成になってようやく、戦争を経験しない時代を
迎えることができたのだとうことを、しっかり噛みしめたいと思います。
しかしながら、今年に入ってからのウクライナへのロシアの侵略という、
帝国主義の時代に逆戻りしてしまったかのような事態が勃発してしまいました。
一日の早く戦闘が停止され、一般市民の生活が回復され、
戦争のない安寧な社会に立ち返って平和が続くことを願ってやみません。
先人の足跡・軌跡・労苦に思いを馳せた上で、
今日の、そしてこれからの日本を、そして憲法を、
更には憲法改正論議を、真摯に考えていきたいのもです。