メーデーたいからメーデーが自分の誕生日と
思っていた幼少期の記憶を持つ私ですが、
改めて日本に生まれた幸運に感謝しています。
そして、2019年は新しい天皇陛下の即位と新元号に変わる日と
私の誕生日が重なるという、身も心も一層引き締まる
印象的な日となりました。
日本には多種多様な伝統芸能・伝統音楽が息づいています。
それらを担う邦楽器たちが、
また実に多彩で力強い構成と普遍性を有しています。
藝大作曲科在学中には、
同じキャンパスに邦楽器専攻生が居たにもかかわらず、
あまり邦楽器に積極的に関らなかった私ですが、
1990年頃に、尺八作品の委嘱を受けて以来、
邦楽器の魅力にすっかり取り憑かれました。
以後の私は、約半数の作品が邦楽器絡みになっている程です。
そんな私の邦楽器作品群の一部が、
楽譜&CDセット書籍の形で
発売されていますので、ここでご紹介しましょう。
定価6000円(+税)と少々値段がはりますが、
手に取って、見て、聴いていただければ幸いです。
これからも、日本の有する素晴らしい音楽資源である
邦楽器のための作品を、書き続けようと思っています。
###「現代の日本音楽第19集ー松尾祐孝 作品」###
作曲者: 松尾祐孝
監修・編集: 独立行政法人 日本藝術文化振興会
国立劇場調査養成部調査資料課
発行所: 春秋社
装丁者: 本田 進
発行日: 2007年12月20日
CD音源: 国立劇場舞台技術部/
コジマ録音/有限会社ナビ/
ミュージック・フロム・ジャパン
英文翻訳: スティーヴン・ネルソン/小川紀久子
楽譜掲載楽曲:
1)呼鼓悠遊 (1999年 国立劇場委嘱作品)
2)美しの都 Ⅲ ~尺八と十七絃の為に
(1996年 北垣内秀響委嘱作品)
3)新譜音悦多~邦楽合奏の為の練習曲
(1998年 現代邦楽研究所委嘱作品)
4)DISTRACTION Ⅴ
for Shakuhachi and Twenty-string Koto
(1998/2005年
メキシコ セルバンティノ国際芸術祭2005招待作品)
5)琵琶悠遊
(2007年 ミュージック・フロム・ジャパン委嘱作品)
CD収録:
1)呼鼓悠遊
小鼓=藤舎呂英 大鼓=藤者円秀 打楽器=松倉利之
三味線=高田和子 十七絃=石垣清美
1999年4月15日 国立劇場小劇場
2)新譜音悦多
尺八=中村明一
三味線 Ⅰ =山本普乃 三味線 Ⅱ =上原潤一
箏 Ⅰ =石垣清美 箏 Ⅱ =野澤佐保子
十七絃箏=黒澤陽子
2001年8月 調布グリーンホール
3)ディストラクション Ⅴ
尺八=三橋貴風 二十絃箏=吉村七重
2006年3月12日 みなとみらいホール 小ホール
4)琵琶悠遊
琵琶=田原順子 笛=西川浩平 鼓=髙橋明邦
2007年3月4日 マーキン・コンサート・ホール
(米国/ニューヨーク)
このセットでは録音が漏れていた
<美しの都 Ⅲ ~尺八と十七絃の為に>が、
一昨年にリリースされた山口賢治氏のCD
「尺八の現在」に収録されています。
######山口賢治「尺八の現在」#####
Kenji Yamaguchi, Shakuhachi Today
1)菅野由弘/楔形譜
2)松尾祐孝/美しの都 Ⅲ
3)森本恭正/かつてのアルカディア
4)下山一二三/雪渓第2番
5)山本和智/
/timber/ for Shakuhachi and 2 percussion
6)清水一徹/レスタウロ
7)稲森安太己/尺八独奏のための「禁じ手」
尺八:山口賢治
三味線:野澤徹也
箏:小林道恵 箏・十七絃:野澤佐保子
打楽器:篠田浩美 大家一将
山口健治『尺八の現在』
【企画・制作】山口健治
【録音・制作協力】洗足学園音楽大学
【録音エンジニア】高木理央
【ジャケットデザイン】黒部晃一
企画制作:山口賢治 / YSEK001 / 定価3000円(税込)
###########################
7名の作曲家の作品を満載した濃い内容のCDです。
「邦楽ジャーナル」オンライン・ショップで購入できます。
http://hj-how.com/SHOP/2497
2014年9月8日には、
<松尾祐孝邦楽器作品個展>を開催しました。
「現代の日本音楽第19集」に収録したものの、
難曲ゆえに再演の機会に恵まれなかった
<呼鼓悠遊>も演奏することができました。
######<松尾祐孝 邦楽器作品個展>######
~現代邦楽研究所創立20年と
現代邦楽コース創設10年を祝して...
そして領域の拡大へ~
2014年9月8日(月) 開場=18:30 開演=19:00
洗足学園 前田ホール
プログラム
1)新譜音悦多~しんふぉにえった
(1998年 / 現代邦楽研究所委嘱作品)
2)美しの都~尺八とオルガンの為の幻想曲
(1991年 / 松本市音楽文化ホール初演作品)
3)呼鼓悠遊
(1999年 / 国立劇場委嘱作品)
4)歳時記~琵琶の為の現代音楽小品集
(2013-14年 / “聚の会”協働制作作品 / 初演)
5)糸の書~二十絃箏と邦楽器合奏の為の協奏曲
(2010年 / 日本音楽集団委嘱作品)
出演
尺八:三橋貴風 山口賢治 阿部大輔
三味線:野澤徹也 大友美由奈
箏:野澤佐保子 吉原佐知子
十七絃箏:石垣清美 谷冨愛美
二十絃箏:吉村七重(ゲスト)
打楽器:石井喜久子 打楽:西川啓光 富田慎平
琵琶:田原順子(ゲスト) 他 "聚の会"メンバー
オルガン:中澤未帆
指揮:松尾祐孝
主催:洗足学園音楽大学 大学院
協力:現代邦楽研究所 現代邦楽コース
田原順子琵琶研究所<聚の会>
後援:日本現代音楽協会
ここ数年は、勤務先の洗足学園音楽大学で
現代邦楽コースの責任者を兼務していることも幸運な巡り合わせです。
邦楽との深いご縁を感じている私です。
これからも、邦楽器作品にも取り組んでいくことを
固く心に期している私です。
思っていた幼少期の記憶を持つ私ですが、
改めて日本に生まれた幸運に感謝しています。
そして、2019年は新しい天皇陛下の即位と新元号に変わる日と
私の誕生日が重なるという、身も心も一層引き締まる
印象的な日となりました。
日本には多種多様な伝統芸能・伝統音楽が息づいています。
それらを担う邦楽器たちが、
また実に多彩で力強い構成と普遍性を有しています。
藝大作曲科在学中には、
同じキャンパスに邦楽器専攻生が居たにもかかわらず、
あまり邦楽器に積極的に関らなかった私ですが、
1990年頃に、尺八作品の委嘱を受けて以来、
邦楽器の魅力にすっかり取り憑かれました。
以後の私は、約半数の作品が邦楽器絡みになっている程です。
そんな私の邦楽器作品群の一部が、
楽譜&CDセット書籍の形で
発売されていますので、ここでご紹介しましょう。
定価6000円(+税)と少々値段がはりますが、
手に取って、見て、聴いていただければ幸いです。
これからも、日本の有する素晴らしい音楽資源である
邦楽器のための作品を、書き続けようと思っています。
###「現代の日本音楽第19集ー松尾祐孝 作品」###
作曲者: 松尾祐孝
監修・編集: 独立行政法人 日本藝術文化振興会
国立劇場調査養成部調査資料課
発行所: 春秋社
装丁者: 本田 進
発行日: 2007年12月20日
CD音源: 国立劇場舞台技術部/
コジマ録音/有限会社ナビ/
ミュージック・フロム・ジャパン
英文翻訳: スティーヴン・ネルソン/小川紀久子
楽譜掲載楽曲:
1)呼鼓悠遊 (1999年 国立劇場委嘱作品)
2)美しの都 Ⅲ ~尺八と十七絃の為に
(1996年 北垣内秀響委嘱作品)
3)新譜音悦多~邦楽合奏の為の練習曲
(1998年 現代邦楽研究所委嘱作品)
4)DISTRACTION Ⅴ
for Shakuhachi and Twenty-string Koto
(1998/2005年
メキシコ セルバンティノ国際芸術祭2005招待作品)
5)琵琶悠遊
(2007年 ミュージック・フロム・ジャパン委嘱作品)
CD収録:
1)呼鼓悠遊
小鼓=藤舎呂英 大鼓=藤者円秀 打楽器=松倉利之
三味線=高田和子 十七絃=石垣清美
1999年4月15日 国立劇場小劇場
2)新譜音悦多
尺八=中村明一
三味線 Ⅰ =山本普乃 三味線 Ⅱ =上原潤一
箏 Ⅰ =石垣清美 箏 Ⅱ =野澤佐保子
十七絃箏=黒澤陽子
2001年8月 調布グリーンホール
3)ディストラクション Ⅴ
尺八=三橋貴風 二十絃箏=吉村七重
2006年3月12日 みなとみらいホール 小ホール
4)琵琶悠遊
琵琶=田原順子 笛=西川浩平 鼓=髙橋明邦
2007年3月4日 マーキン・コンサート・ホール
(米国/ニューヨーク)
このセットでは録音が漏れていた
<美しの都 Ⅲ ~尺八と十七絃の為に>が、
一昨年にリリースされた山口賢治氏のCD
「尺八の現在」に収録されています。
######山口賢治「尺八の現在」#####
Kenji Yamaguchi, Shakuhachi Today
1)菅野由弘/楔形譜
2)松尾祐孝/美しの都 Ⅲ
3)森本恭正/かつてのアルカディア
4)下山一二三/雪渓第2番
5)山本和智/
/timber/ for Shakuhachi and 2 percussion
6)清水一徹/レスタウロ
7)稲森安太己/尺八独奏のための「禁じ手」
尺八:山口賢治
三味線:野澤徹也
箏:小林道恵 箏・十七絃:野澤佐保子
打楽器:篠田浩美 大家一将
山口健治『尺八の現在』
【企画・制作】山口健治
【録音・制作協力】洗足学園音楽大学
【録音エンジニア】高木理央
【ジャケットデザイン】黒部晃一
企画制作:山口賢治 / YSEK001 / 定価3000円(税込)
###########################
7名の作曲家の作品を満載した濃い内容のCDです。
「邦楽ジャーナル」オンライン・ショップで購入できます。
http://hj-how.com/SHOP/2497
2014年9月8日には、
<松尾祐孝邦楽器作品個展>を開催しました。
「現代の日本音楽第19集」に収録したものの、
難曲ゆえに再演の機会に恵まれなかった
<呼鼓悠遊>も演奏することができました。
######<松尾祐孝 邦楽器作品個展>######
~現代邦楽研究所創立20年と
現代邦楽コース創設10年を祝して...
そして領域の拡大へ~
2014年9月8日(月) 開場=18:30 開演=19:00
洗足学園 前田ホール
プログラム
1)新譜音悦多~しんふぉにえった
(1998年 / 現代邦楽研究所委嘱作品)
2)美しの都~尺八とオルガンの為の幻想曲
(1991年 / 松本市音楽文化ホール初演作品)
3)呼鼓悠遊
(1999年 / 国立劇場委嘱作品)
4)歳時記~琵琶の為の現代音楽小品集
(2013-14年 / “聚の会”協働制作作品 / 初演)
5)糸の書~二十絃箏と邦楽器合奏の為の協奏曲
(2010年 / 日本音楽集団委嘱作品)
出演
尺八:三橋貴風 山口賢治 阿部大輔
三味線:野澤徹也 大友美由奈
箏:野澤佐保子 吉原佐知子
十七絃箏:石垣清美 谷冨愛美
二十絃箏:吉村七重(ゲスト)
打楽器:石井喜久子 打楽:西川啓光 富田慎平
琵琶:田原順子(ゲスト) 他 "聚の会"メンバー
オルガン:中澤未帆
指揮:松尾祐孝
主催:洗足学園音楽大学 大学院
協力:現代邦楽研究所 現代邦楽コース
田原順子琵琶研究所<聚の会>
後援:日本現代音楽協会
ここ数年は、勤務先の洗足学園音楽大学で
現代邦楽コースの責任者を兼務していることも幸運な巡り合わせです。
邦楽との深いご縁を感じている私です。
これからも、邦楽器作品にも取り組んでいくことを
固く心に期している私です。