冬の旅路〜現存最古の天守を誇る松本城を訪ねてvol.9本丸に足を踏み入れると、当然ながら天守を間近に仰ぎ見ることができます。豊臣秀吉は、天正18年(1590年)に小田原城の北条氏直を下して天下を統一した後、徳川家康を関東に移封したことは、日本史上で有名です。実はこのとき、松本城主=小笠原秀政も、家康に従い下総へ移ることになりました。替わって、石川数正・康長父子が松本城に入り、城と城下町の整備を進めて、近世城郭としての松本城の基礎を固めまていきました。この天守の築造年代は、文禄2年から3年(1593~4年)と考えられています。