このシリーズの前回の記事で、
関西の私鉄の中では京阪電鉄が特に気になる存在だった
という話をしましたが、関東の私鉄では今回の
京浜急行電鉄のファンでした。
勿論、地元の東急電鉄は別格の存在ですが、
あの赤を基調に白を配した電車は、子供の頃から憧れでした。

中でも、旧型電車の230型に興味津々でした。
上下に大きな窓がすらりと並んだ片側2扉の
レトロモダンという言葉がピッタリの雰囲気を持った
軽快なイメージを持った車輌でした。

私が子供の頃にはまだ現役で走っていて、
主に川崎市内を走る大師線で活躍していました。
正月になると、川崎大師参詣臨時直通特急に起用され、
品川駅から川崎大師駅まで
直通で乗り通すことができたので、
家族一同での初詣を川崎大師に行くことが
大いなる楽しみでした。

何しろ、普段は営業列車は走らない川崎駅構内の連絡線
(高架線上の本線と地上を走る大師線を結ぶ
スロープ状の線路)を降りた後に、
行き止まりの大師線の川崎駅に入線して、
スイッチバックで方向転換して
川崎大師に向かっていくという
滅多にお目にかかれない光景を
乗車しながら味わえるのですから、
鉄道ファンの子供としてはワクワクしない筈がありません。
何とも楽しく懐かしい想い出です。

私鉄全駅・全車両基地10/京浜急行電鉄

###私鉄全駅・全車両基地10/京浜急行電鉄1###

この号では、品川・泉岳寺から浦賀に向かう本線の内の、
東京側から弘明寺駅までと、東京のターミナル=品川駅、
大改修工事が完成した京急蒲田駅と、
そこから羽田空港アクセスの容量が一段とアップして
活況を呈している空港線、そして前述の想い出の路線=
大師線が紹介されています。

懐かしの風景も満載

勿論、この週刊シリーズの特色の一つである懐かしい
写真も品川駅や今は無き平沼橋駅の遺構など、
数多く掲載されています。
赤いで電車がずらりと並ぶ新町検車区の写真もこの通りです。

新町検車区

京急の紹介は、次号に続きます。

下の写真は、私がまだ唯一手元に残している
HOゲージの模型車輌、京急の旧1000系2両編成です。
まだしっかり走ります。

花月園ジオラマを行く1000系
花月園ジオラマの京急1000型