月曜日の朝一番の記事では、Nゲージサイズ模型が付録についてくる雑誌、
「国産鉄道コレクション」の紹介を続けています。


アシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社発行「国産鉄道コレクション」の

記事と付録模型の紹介、今回は第186巻です。

 

 

毎号のお楽しみになっているNゲージサイズ車両模型ですが、本号では、

特急「きりしま」として活躍した481系特急形交直流電車クハ481形200番台の、

凛々しくグリーンを纏った雄姿をお楽しみいただけます。

 

 

それではパッケージを解いて、奥底から第186巻の冊子を取り出しましょう。

 

 

巻頭記事は、付録模型の車両形式の解説です。

JR九州は、斬新なコンセプトや現代的なデザインの新型車両で話題になっていますが、

国鉄から受け継いだ車両をリニューアルしながら大切に運用している面も持っています。

JR九州発足後に、日豊本線の特急を再整備して、

同線南部の主として宮崎ー鹿児島中央を結ぶ特急「きりしま」が登場した際には、

この481系が「KIRISHIMA EXPRESS」のロゴも鮮やかな南国らしいグリーンを纏って、

短編成ながら颯爽と活躍したのでした。

 

 

次のページは、富山地方鉄道モハ10300系の特集です。

この車両は、京阪電鉄の看板特急として活躍した3000系を譲渡導入したもので、

現在ではイエロー&グリーンの塗色で、すっかり地鉄の電車として定着しています。

2両編成8本16両が1991年から1993年にかけて揃えられました。

後に京阪特急の目玉車両=2階建て中間車が1両追加導入されて、

1編成のみ3両編成で京阪当時の塗色にして「ダブルデッカーエクスプレス」として、

中間車のみ座席予約制とされて活躍しています。

 

 

更にページをめくると、今度は気動車の写真が目に飛び込みます。

鹿島臨海鉄道6000形の特集です。

大洗鹿島線開業に向けて開発され1985年から登場している気動車で、

現在でも同線の主力車両として活躍を続けています。

 

 

「鉄道建築」シリーズは、新十津川駅舎の特集です。

約半世紀にわたって北海道の札沼線の終着駅だった新十津川駅でしたら、

2020年4月をもってその役割を終えました。

末期は1日1往復の列車が入ってくるだけの、閑散線区を象徴するような存在でした。

 

 

そして巻末記事はいつものように「観光列車」シリーズです。

瀬戸内の魅力を楽しむ観光列車、JR西日本「etSETOra」の特集です。

呉線の瀬戸内の美しい車窓を眺めながらスイーツや地酒を楽しめる列車です。

復路は宮島口まで足を延ばして、瀬戸内海の魅力を存分に楽しむことができます。

2020年10月に登場したばかりの「etSETOra」(エトセトラ)ですが、

今後の発展が楽しみな存在です。

 

 

「国産鉄道コレクション」シリーズは、まだまだ続きます。