今回の~世界一のビルの大火災~は、
今日の超高層ビル時代への警鐘を既に鳴らしているような
寓話的示唆に富んだストーリーです。
日本では第5話として、英国本国では第15話として放送されました。

縮尺サイズの人形劇実写ということを忘れてしますような、
火や煙の効果や機械の動きのリアルな表現が、この回も存分に堪能できます。

今回のストーリーは、それこそ雲を突くような超高層ビルが
世界中から注目されながらグランド・オープンしたものの、
運転が未熟なある人物の車の無謀運転から、
地下駐車場で事故と火災が発生してしまい、それが瞬く間に延焼して、
遂にはビルが倒壊してしまうような大惨事に発展してしまうのです。

人間の避難は何とか間に合ったものの・・・
と思いきや、家族連れが監視カメラから外れていたために、
地下に閉じこめられている事が後に判明・・・
しかし最早救助の術は無し・・・
そこで、国際救助隊の登場となる訳です。

とじこめられた家族には小さな男の子も含まれていて、
固唾を飲んで見守っているブラウン管の前の子供たちの
更なる感情移入を誘います。
勿論、われらが国際救助隊は、間一髪ではあるものの、
見事救出に成功するのですが、それにしてもハラハラします。

この回で活躍する装備は、ジェットモグラです。
これは放送当時の男の子に人気ナンバーワンのメカで、
プラモデルがバカ売れしたものでした。
巨大なドリルそのももといったボディが、
地中に傲然と潜り、救助に進んでいくのです。
<サンダーバード>は、人間の手仕事・物づくりの大切さを、
強く楽しく私たちに伝えてくれます。


今回写真は、勿論、ジェットモグラです!
$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-ジェットモグラ