今年2020年は、1930年に新興作曲家連盟として産声を上げた
現 特定非営利活動法人 日本現代音楽協会(通称:現音)の
創立90周年にあたります。
現音は、1922年に創設された国際現代音楽協会(ISCM)に、
非西欧系国としては最も早い1935年に加盟をして、
その日本支部となっています。
そして、2001年に長年の懸案であった
そのISCM世界音楽祭を主催できたのでした。
このところ、現音創立90周年に寄せて、
その2001年の音楽祭の開催準備秘話や
実際に開催した各演奏会等のイベントについての回想録をアップしています。

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<ISCM世界音楽の日々2001横浜大会
   ~日本現代音楽協会新世紀音楽祭>
公演回顧シリーズ 番外編
カクテル・パーティー(関係者専用招待企画)
10月10日(水)21:00~
 /パンパシフィックホテル横浜 バンケット・ルーム

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<ファイナル・コンサート>が終了すると、
国際本部役員、各支部・準会員代表、参加作曲家、
実行委員会及び開催関係者、演奏者、音楽関係者が、
演奏会場の横浜みなとみらいホールに隣接する
パンパシフィックホテル横浜の
バンケットルームに移動して、
<フェアウェル・パーティー>に集いました。

松尾祐孝(実行委員長)&山岸彩(通訳)の
司会コンビもこれが最後のお務めとなりました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-山岸&松尾コンビ

来賓各位にご挨拶をいただきましたが、
中でもこの横浜開催に向けて始動することになった
重要な契機をお互いに知る実行委員会副委員長=
横浜みなとみらいホール館長=渡壁氏の
ご挨拶の後の乾杯は、正に万感胸に迫るものでした。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-渡壁館長との感動の乾杯

開催最終日に<独奏作品展>も設定していた
効果もあって、海外から参加された作曲家も
最終日まで多数滞在していたので、
パーティー会場は<オープニング・パーティー>
にも増して、大いなる賑わいとなりました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-多くの音楽関係者と共に

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-要人も多数駆けつけて

多数の来客の中に、
チェコの作曲家=イルジー・コレルト氏の
顔も見えたので、勿論乾杯をしました。
氏は外交官である夫人が在日チェコ大使館勤務期に、
東京に滞在されていた方です。この音楽祭の後、
私との間で両国の交流のプロジェクトを立ち上げることに
なり、2003年の<日本=チェコ交流2003>での
東京・プラハ相互でのコンサートやレクチャーの開催や、
2004年のチェスキー=クルムロフ夏期作曲コースへの
招待作曲家としての参加といった形で
実現していきました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-イルジー・コレルト氏と乾杯


宴も半ばとなり、要人の挨拶も一巡して、
実行委員長や司会者としての責務も一段落した時の写真が、
このカットです。
実行委員会インスペクターとして、
横浜泊まり込みでサポートをしていただいた佐藤昌弘氏と
互いに労をねぎらい合いました。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-佐藤昌弘氏と労をねぎらう

最後に、取って置きの想い出の瞬間を披露しましょう。
ISCM会長=アーネ・メルネス氏が、
ご挨拶の最後に松平会長と私の方に歩み寄られて、
手を取って横浜大会の成功を祝福してくださったのです。
思いがけない出来事で、本当に嬉しい瞬間でした。

$松尾祐孝の音楽塾&作曲塾~音楽家・作曲家を夢見る貴方へ~-メルネシュISCM会長に祝福されて